「1円」の木は実在しない植物 日本で一番安く、日常的に使われる貨幣、1円玉。近年では、インターネット決済や電子マネーの普及により頻繁に使う機会は少なくなったものの、やはり我々にとって身近な硬貨であることに変わりはない。 ところで、1円玉を見て、大きな「1」の数字が書いてある側と、木が描かれている側、どちらが表かご存知だろうか。 答えは、木が描かれている側が“表”である。同様に、5円玉は稲、10円玉は平等院鳳凰堂、50円玉は菊、100円玉は桜、そして500円玉は桐と、いずれも絵柄があるほうが表となっている。 しかし、「1円玉に描かれている絵は何の木?」と聞かれて即答できる人は少ないはずだ。それもそのはず、1円玉に描かれている木は、他の硬貨と違って、実は特定の植物のモデルが存在しないのである。 第二次世界大戦後の'54年、1円玉と50円玉のデザインが、硬貨としては初めて一般公募された。公募期間
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