すごい長くなりますよ! 公開する商業作品としてのTRPGシナリオについてお話しします。 細かくいえばたくさんあるのですが、大きく、みっつ、気をつけていることがあります。 ひとつは、当たり前ですが……「他人が読んでプレイできるかどうか」です。 仕事を始めたばかりの頃、自分の書いたシナリオを、他人がGMするところを見ていると、「思った通りにプレイされない」ということが、やっぱりありました。 たとえば、昔は今の自分が書いているシナリオのようなフォーマット(シーンごとに「解説」「描写」「結末」に分かれる)がなく、描写とも解説ともわからぬシーン内容が書いてあったりしたわけです(今から十年以上の前の話です)。 で、あるとき、他人がプレイしているのを見ていたら、それをそのままプレイヤーに読み上げているんですね。 そりゃそうだよなー……と、今では思いますが。 あとは、『アルシャード』の開発