たまにはまともな更新もしよう。 ジェームズ・キャメロン監督の最新作『アバター』を観てきました。宇宙の彼方の遠い星を舞台にした作品ということ以外、事前情報ゼロで観にいったのですが、非常に楽しめました。 興行的には『タイタニック』の記録を塗り変えるかもしれないという大成功を記録しているとか。観るまえは何でこんな一般受けしそうにない設定の異星SFが受けているんだといぶかしく思っていましたが、観てわかった。超単純。超明快。全然SFじゃなくて、インディアン&騎兵隊映画でした。 物語はある元海兵隊員が亡くなった兄の代わりに惑星パンドラを訪れるところから始まります。「アバター」と呼ばれる装置を用い、現地人と同じ姿になったかれは、現地人に溶け込み、その信頼を得ていきます。 しかし、その裏では現地人を虐殺する作戦が進行していて――と、一応はサスペンスフルに進んでいくわけですが、ここらへん、全く新味はありませ