北海道の北端に、東京都区部の住民と並ぶ平均所得を誇る村がある。ホタテ漁が盛んな猿払村。水産業を基幹とするライバルの市町村民の収入を大きく上回る理由は、豊かな漁場があるというだけではない。漁協の公平な分配や高齢の組合員を支える一貫した取り組みが、長期にわたって地域を活性化している。
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北海道の北端に、東京都区部の住民と並ぶ平均所得を誇る村がある。ホタテ漁が盛んな猿払村。水産業を基幹とするライバルの市町村民の収入を大きく上回る理由は、豊かな漁場があるというだけではない。漁協の公平な分配や高齢の組合員を支える一貫した取り組みが、長期にわたって地域を活性化している。
リチャード・ワイスボード・ハーバード大学大学院専任講師 専門は人間開発・心理学で、最近は幼少期における子供の脆弱性やレジリエンス、道徳面の発達、個々の習熟度の差、子供のための効率的な教育サービスなどの研究に注力している。 リチャード・ワイスボード氏(以下、ワイスボード):これまで大学の入試制度は学力テストの成績が判断基準の中心になっていたが、今後はそれ以外、例えば地域や家庭における活動も同等の判断基準にしていきたいと考えている。 米国の場合、所得の高い家庭や中程度の家庭で育った学生は優秀な大学に入ろうと、受験勉強で多大なストレスやプレッシャーを感じている。他方、低所得の家庭の学生は高校から帰ると家事をしたり、アルバイトをして家計を助けたり、兄弟の面倒を見たりと、経済的にも時間的にも勉強しづらい環境にある。 もっとも、そういう環境にあるからといって、低所得な家庭の学生が劣っているわけでは決し
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