ちょっとしたことで怒ったり傷ついたりしない――『寛容力のコツ』著者に聞く(第1回) 2017/7/19 柳本操=ライター ささいなことに腹を立てず、ちょっとした言葉に傷つかない人になりたい。そう思っても、このストレス社会では不可能なのではないか、と思う読者も多いかもしれない。『寛容力のコツ』の著者である心理カウンセラーの下園壮太さんは、「寛容でありたいと思う人は、誰かにイラッとするたびに相手を責め、同時にどこかで自分を責めている」と言う。 さらには、寛容でなくなる直接的な原因として「疲労」がかなり影響する、と解説する。私たちが自ら意識して寛容力を高めることは、はたして可能なのか。下園さんに聞いた。 社会全体を覆う「怒り」は、社会の損失でもある 下園さんは、自衛隊で長く「心理教官」を務めてこられ、退官後は一般の人を対象に心理カウンセラーとして活動をされています。自衛隊の隊員と一般の人を比べて
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