【プレスリリース】歯周病と関節リウマチの関連メカニズムを解明しました | 日本の研究.com本学医歯学総合研究科 山崎和久教授、佐藤圭祐大学院生らの研究グループは、理化学研究所との共同研究により、マウスを用いた実験において Porphyromonas gingivalis という歯周病原細菌が腸内細菌叢を変化させ、腸管免疫を Th17 優勢な応答にシフトさせることにより関節炎を悪化させるメカニズムを明らかにしました。 【本研究成果のポイント】飲み込まれた歯周病原細菌 Porphyromonas gingivalis が腸内細菌叢の構成を変化させ関節リウマチモデルマウスの病状を悪化させたが、従来提唱されたメカニズムとは異なることを明らかにした。腸内細菌叢の変化により腸管免疫系が Th17 優勢になり、関節炎の病態形成に重要な炎症性サイトカイン IL-17 の産生を亢進させることを明らかにした。歯周病を放置しておくと口腔内に腸内細菌叢のバランスを崩し、全身の健康に悪い影響を与える細菌
