消費増税に伴い軽減税率制度が導入され、コンビニエンスストアのイートインは10%、テイクアウトは8%になりました。コンビニ各社は、会計の際に客が自己申告する方法をとっていますが、現実には申告せずに8%の税率で買い物をして、店内飲食する人が続出し「イートイン脱税」という言葉まで生まれました。では客が「イートインする」と正直に申し出たら、スタッフは適切に対応するのでしょうか。税理士ドットコムトピックスのスタッフが、東京都内を中心にコンビニ50店舗を回って調べたところ、半数の25店舗で8%のまま会計処理され、店員に運用が浸透しきれていない実態が浮き彫りになりました。(ライター・国分瑠衣子) ●「お手拭き」まで渡してくれたのに8%で処理 調べたのは東京都内と神奈川県内のセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキの計50店舗です。11月上旬、各店舗でおにぎり1個を買い