世界初の水上酪農=オランダで開業、牛40頭 2019年07月03日14時03分 オランダ・ロッテルダムの港で開業した世界初の水上酪農施設=6月25日 オランダの主要港湾都市ロッテルダムの港に浮かぶ「世界初」(運営会社)の水上酪農施設がこのほど開業した。農村部から長距離輸送することなく、新鮮な牛乳を速やかに人口が集中する都市に届けることが可能である上、限られた陸上の農地対策にもなる。今後の農業の在り方に一石を投じそうだ。 生乳生産、4年ぶり増=乳牛頭数が回復、19年度見通し-Jミルク 酪農施設は3層構造。最上階に40頭の牛を飼育できる場所を備え、1日当たり約800リットルの牛乳の生産が可能だ。下の階では牛乳を加工し、ヨーグルトも製造する。搾乳、排せつ物の回収などでロボットを活用している。排せつ物が肥料として処理されることや、隣の水上に設置された太陽光パネルが施設に電力を供給しているのも特徴だ