覚醒剤取締法違反(所持・使用)などの罪に問われた元タレントの田代まさし(本名・田代政)被告(63)の初公判が13日、仙台地裁であり、田代被告は起訴内容を認めた。検察側は冒頭陳述で、田代被告がライブの台本執筆時に「頭をすっきりさせようとした」として覚醒剤を使ったと指摘。懲役3年6カ月を求刑し、即日結審した。 検察側の冒頭陳述によると、田代被告はリハビリ施設「ダルク」の講演会で参加者から乾燥大麻を渡された。2019年10月にイベント会場のトイレで覚醒剤と注射器を拾い、11月6日未明に覚醒剤を使ったという。 田代被告は被告人質問で、反社会的勢力との宴会で薬物を入手し、同年8月から使用を再開したと明かした。「『ここまでやめているからOK』というのがないのが依存症の奥深さだと、身をもって分かった。僕には(更生)プログラムがまだ必要だった。今後は、施設にずっといて、農作物を作ってみんなを笑顔にできたら