手術した女性患者にわいせつ行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた医師の男性(43)に対し、東京地裁は20日、無罪(求刑・懲役3年)を言い渡した。大川隆男裁判長は「女性は(麻酔からの覚醒時に妄想などに陥る)『せん妄』の影響で性的幻覚を体験していた可能性がある」と述べた。 医師は東京都足立区の病院に非常勤外科医として勤めていた2016年5月、女性患者の乳腺腫瘍を除去する手術を実施。手術直後にわいせつ行為をしたとして起訴され、同11月の初公判で起訴内容を否認していた… この記事は有料記事です。 残り354文字(全文590文字)