スペインから帰国した県内在住10代女性が新型コロナウイルスに感染していることが判明したと発表する玉城デニー知事(奥中央)=21日午後2時半ごろ、県庁 沖縄県は21日、スペイン旅行から20日に帰国した本島中部在住の10代の女性が新型コロナウイルスに感染していることが判明したと発表した。ウイルス検査をした成田空港検疫所が20日午後11時ごろ、陽性反応を確認した。女性は無症状の感染者だった。県は空港検疫での症例のため県内発生に含まれないとしているが、県内在住者の感染確認は4人目で10代は初めて。女性は検査結果が出る前に沖縄に移動し帰宅した。県は女性の行動歴や接触者などについて調査している。 県によると、女性は高校生以下の学生で、家族と親戚6人で13日からスペインのマドリードを旅行した。家族や親戚5人の検査結果は陰性だった。女性らは20日に帰国し成田空港検疫所で検査を受け、結果が出るまで空港で待機
使えなくなった給食の食材を買い求める人たち=愛知県一宮市で2020年3月2日午前9時53分、兵藤公治撮影 突然の休校決定を受け、給食などの食材は発注のキャンセルが間に合わず、廃棄されるものが出たり、納入が止まったりした。 休校要請の報道から一夜明けた2月28日、神戸市内の各給食センターや学校には、小中学生約9万5000人分の食材が届いた。土日を挟んだ週明けの3月2日の分。市はこの後、2日以降の給食中止を決めたが、食材のキャンセルは間に合わず、多くは廃棄されることになった。 「60年以上前から給食用に納めてきたが、納入が止まったのは震災や台風などの災害を除いて初めて」。コッペパンや米飯を納入する「原田パン」(神戸市長田区)の原田富男代表(67)は驚く。
衆院予算委員会で黒川弘務・東京高検検事長の定年延長問題について答弁する森雅子法相=国会内で2020年2月26日午前10時44分、川田雅浩撮影 法務省は26日の衆院予算委員会理事会で、黒川弘務東京高検検事長の定年延長を巡り、政府の法解釈変更に関する省内の検討過程に関し、1月16日に作成したとする「メモ」と称する文書を提出した。「検察官も国家公務員法に規定される延長制度の適用は排除されていない」と解釈変更の妥当性を主張した。野党は「極めて信ぴょう性は乏しい」と反発した。 解釈変更が「後付け」だとの批判を受け、定年延長を閣議決定した1月31日以前に省内で検討していたと裏付ける狙いがあるとみられる。森雅子法相は理事会後の予算委一般質疑で「1月16日に部内で解釈について検討していたことを証明できるものだ。後日作ったものではない」と述べた。 この記事は有料記事です。 残り444文字(全文743文字)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に備えた政府の基本方針を決定した対策本部会議で発言する安倍晋三首相(右から2人目)=首相官邸で2020年2月25日午後0時29分、川田雅浩撮影 新型コロナウイルス感染症の拡大が懸念される中、各地でのイベントの開催の是非を巡る安倍政権の発信がぶれている。国が主催する行事を延期・中止し、民間などの主催者にも「開催の必要性を再検討」するよう求める一方、「一律の自粛は要請しない」との立場も崩していない。相矛盾するかのような発信からは、国内の感染拡大の防止と経済活動のはざまで、判断しきれない政府の「ジレンマ」が透けて見える。 イベント自粛の流れは、国内で「感染経路不明」の感染例が増加するにつれて強まった。新型コロナウイルスの政府専門家会議は16日に「不要不急の集まりの自粛検討」を呼びかけ、宮内庁が17日、皇居・宮殿で予定していた一般参賀(23日)の中止を発表。東京都
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、北海道教育委員会は26日、道内全ての公立小中学校を一定期間の臨時休校とするよう、同日中に市町村教委側に要請することを決めた。感染拡大を受けた学校の大規模な一斉休校は初めてとみられる。 小中学校の休校は各市町村教委が最終的に判断する。高校への休校要請は、高校生が年齢的に予防策を各自で判断できるとして見送るとみられる。 道内では25日までに計35人の感染が確認された。愛別町のスクールバス運転手や江別市の小学校に勤務する給食配膳員、苫小牧市の女子高校生ら、教育現場への感染拡大が深刻化している。兄弟2人の感染が確認された中富良野町の町立小学校は3月3日まで、教員が勤務する江別市の市立中学校も同6日まで、既に臨時休校としている。
引退記者会見で目頭を押さえる豪栄道=東京・両国国技館で2020年1月29日午前11時55分、滝川大貴撮影 現役を引退した大相撲の元大関・豪栄道(33)=本名・沢井豪太郎、大阪府寝屋川市出身、境川部屋=が29日、東京・両国国技館で記者会見し、「自分の中では、やりきった気持ちがある。今は満足している」と話した。豪栄道の一問一答は次の通り。 「土俵に立つ」は最高状態であること ――今の心境は。 ◆自分の中では、やりきった気持ちがある。今は満足している。 ――引退を決意した要因は何か。 ◆数年前から、大関から落ちたら引退しようと心に決めていた。今場所、大関から落ちることが決まって、来場所相撲を取る気力がなくなった。 ――引退することに迷いや葛藤はあったか。 ◆自分自身に迷いはなかったが、いろいろな方々から説得された。自分勝手なわがままで、引退させてもらった。そこは本当に申し訳ないと思っています。
九州の飲食関連会社が台湾出店を加速させている。インバウンド(訪日旅行)で日本の食を知る台湾人が増え、「旅先で味わう」から「日常でも楽しむ」へニーズがシフトしていることや周辺国・地域と比べ政治的なリスクが低いことがメリットという。台北を訪れて現状を探った。【吉川雄策】 「いらっしゃいませ」――。日本語のあいさつが飛び、平日昼には店前に40人ほどの列ができた。豚骨ラーメン専門店を展開する一蘭(いちらん)(福岡市博多区)が、香港、米国に続き台北市内に開いた店(60席)は2017年6月の開店から2年以上を経ても人気が止まらない。 24時間営業の同店はオープン直後、行列が13日間絶えず、地元のニュース番組も相次いで報道。あまりの人気で1年後、約300メートル先に別館(52席)を設けたが、今も週末は最大で2時間待ちだ。
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