準強制性交等罪に問われた「リアルナンパアカデミー(RNA)」塾長渡部泰介被告(42)の第2回公判(31日、東京地裁)で、被害女性が気丈に証言した。起訴状によると、渡部被告は共犯の塾生大瀧真輝被告(29)と、昨年11月13日、新宿・歌舞伎町のラブホテルで酒を飲ませて抵抗できない女性をレイプしたとされる。 テキーラや赤ワインを一気飲みさせられた女性はホテルのトイレで吐き、便座に頭がもたれかかるほど泥酔した。記憶は断片的だが、女性は「渡部から抱えられて、トイレから引きずりだされ、ベッドに放り投げられた」と振り返った。あおむけにされた女性は2人から性器を挿入された。 弁護側は性交の事実のみ認めているが、争点の「泥酔して抗拒不能だった」という点を覆すため、弁護人は女性の証言の信用性に疑いを投げかけた。当事者の3人がそれぞれ飲んだ酒の量について、女性の法廷での証言と、警察での供述調書の内容が違うことを
女性に大量の酒を飲ませて乱暴したとして、警視庁新宿署は準強制性交容疑で、女性の口説き方を教えるとうたうセミナー「リアルナンパアカデミー」の塾長で会社役員の渡部泰介容疑者(42)と、受講生の住居不定、無職、大滝真輝(まさき)被告(29)=集団準強姦罪で公判中=を逮捕した。 大滝容疑者は容疑を認め、渡部容疑者は「事実ではありません」と否認している。 酩酊女性に乱暴容疑 「ナンパ師」セミナー受講生の東京メトロ社員ら2人「100人ほど連れ込んだ」 逮捕容疑は昨年11月13日、新宿区歌舞伎町のホテルで、酩酊(めいてい)状態の20代女性に乱暴したとしている。2人は路上で女性に声をかけ、バーなどでテキーラなどの酒を飲ませた上、ホテルに連れ込んでいた。渡部容疑者は犯行の様子を女性に無断で撮影していた。 セミナーをめぐっては複数の受講者が同様の手口で犯行に及んだとして逮捕されており、警視庁が6月に渡部容疑者
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