福岡市で唯一の常設スケートリンクで、福岡県内外の選手の練習拠点になっている「パピオアイスアリーナ」(福岡市博多区)が、施設の老朽化などで早ければ来年3月にも閉鎖を検討していることが分かった。施設を運営する西部ガス(同市)が県スケート連盟などに申し入れた。競技関係者からは選手らへの影響を懸念する声が上がる。 同社によると、アイスアリーナは1991年に複合施設「パピオ」に開業。国際大会が開催可能な広さで、浅田真央さんら有名選手が教室を開いたり、演技を披露したりしたこともある。 開業以来、維持管理費の負担が重く、2018年度までの累積赤字は計20億円に上る。一方で冷凍設備の老朽化により12年と15年に冷媒に使うフロンガスが漏れる事案が発生。県から指導を受けた。さらにフロンガスが環境規制で生産停止となり、仮に長期で営業を継続する場合は、新たな設備投資に4億~5億円かかる試算が出たという。 西部ガス
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