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東京・原宿の竹下通りで1日未明、暴走した軽乗用車に通行人8人が相次いではねられ負傷した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された職業不詳の日下部(くさかべ)和博容疑者(21)=大阪府=が「死刑制度を多くの国民が支持していることが許せず、たくさんの人を殺したかった」などと述べていることが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は供述内容を慎重に検討するとともに、事件に至る経緯を調べている。 捜査関係者によると、日下部容疑者は逮捕後の調べに対して「死刑制度への報復」と動機を説明し、「死刑制度に反対だった。制度は国民の総意(だと思っている)。だから、なるべく多くの人を狙った」と供述しているという。日下部容疑者は事件後、車を乗り捨てて逃走。身柄を確保された当初は「逃げた後も事件を起こそうと思っていた」などと話し、オウム真理教についても言及したというが、警視庁は教団との関係はないとみている。 日下部容疑者は「明治
25日午後1時50分ごろ、東京都渋谷区幡ケ谷3丁目の児童養護施設「若草寮」から「男が暴れている」と110番通報があった。警察官が駆けつけたところ、1階の施設長室で施設長の大森信也さん(46)=東京都中野区=が胸などを刃物で刺されており、搬送先で死亡が確認された。警視庁はその場にいた住居不詳、自称無職の男(22)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕し、殺人容疑に切り替えて調べる。 代々木署によると、男は施設の元入所者。「施設に恨みがあった。殺すつもりで刺した。施設関係者なら誰でもよかった」と供述しているという。 逮捕容疑は25日午後1時45分ごろ、施設長室内で大森さんの右胸などを刃物で刺して殺害しようとしたというもの。刃物は持ち込んだとみられるという。 男は2012年3月から15…
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