兵庫県加古川市の権現ダムで昨年8月、大阪市淀川区の小西優香さん=当時(20)=の遺体が見つかった事件で、死体遺棄の罪に問われた大阪市生野区、無職、稲岡和彦被告(42)の初公判が15日、神戸地裁(松井修裁判官)で開かれた。同被告は「段ボールを運んだが、遺体が入っているとは知らなかった」などと無罪を主張した。 起訴状によると、稲岡被告は、同市西区のスカウト業、森翔馬被告(21)=殺人罪などで起訴、初公判の日程は未定=と共謀し昨年8月9日、小西さんの遺体をダムに遺棄したとされる。
兵庫県洲本市で平成27年3月、男女5人が刺殺された事件で、殺人などの罪に問われた無職、平野達彦被告(42)の裁判員裁判の判決公判が22日、神戸地裁で開かれた。長井秀典裁判長は被告の完全責任能力を認定。「全く落ち度のない5人の命を奪っており、その命をもって罪を償わせるほかない」として、求刑通り死刑を言い渡した。弁護側は即日控訴した。 平野被告は「殺人を犯すように脳を支配されていた。冤罪(えんざい)だ」と主張。事件前、精神障害の影響で周囲に危害を加える恐れがあるとして2度、措置入院しており、事件当時の責任能力が最大の争点だった。 長井裁判長は判決理由で、被告が向精神薬を長年服用していたことによる精神疾患のため、被害者らが工作員として自分を攻撃している妄想を抱いたと指摘。しかし、犯行前後の行動が合理的で、犯行にも計画性があることから、殺害行為への疾患の影響は少なく、責任能力に問題はないとした。
兵庫県洲本市で平成27年3月、男女5人が刺殺された事件で、殺人などの罪に問われた無職、平野達彦被告(42)の裁判員裁判の論告求刑公判が3日、神戸地裁(長井秀典裁判長)で開かれた。検察側は「5人を次々に殺害した残忍な犯行。精神障害の影響は限定的で、被告には完全責任能力があった」として死刑を求刑した。判決は22日に言い渡される。 平野被告に対しては起訴前と起訴後の2度にわたり精神鑑定が行われており、最大の争点は刑事責任能力。検察側は論告で「鑑定した2人の医師はいずれも犯行時の精神状況は正常だったと証言した」と指摘。事件前にサバイバルナイフを購入したり、殺人罪の量刑をインターネットで調べたりしていたことを挙げ、「犯行には計画性があり、合理的な判断に基づいて行われた」と強調した。 続いて犠牲者の遺族も被害者参加制度に基づいて求刑意見を述べ、「社会に戻ると同じ犯罪を繰り返す可能性が高い。最後まで反省
兵庫県洲本市で平成27年3月、男女5人が刺殺された事件で、殺人などの罪に問われた無職、平野達彦被告(42)の裁判員裁判の初公判が8日、神戸地裁(長井秀典裁判長)で開かれた。平野被告は「本当の被害者は私。工作員に脳を支配され、殺害するよう強制された。完全な冤罪(えんざい)だ」と起訴内容を全面否認。弁護側は「被告の言っている通りならば、病的妄想に支配されていることは明らか」と述べ、刑事責任能力を争う姿勢を示した。 公判は3月22日の判決宣告までに計12回開かれる予定。被告は精神疾患のため事件前に措置入院しており、責任能力を最大の焦点に、検察側と弁護側が全面的に争うことになる。 検察側は冒頭陳述で、平野被告が22年にインターネットの会員制交流サイトを利用して犠牲者の親類を中傷し、名誉毀損(きそん)容疑で逮捕されたことに言及。被告が「復讐(ふくしゅう)に一部成功」とネットに書き込むなどしていたこと
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