宜野湾市真栄原のアパートで発生した母親殺人事件で、死亡した介護士の母親(59)の死因は、刃物で刺されたことによる心臓の損傷だったことが17日までに、県警の司法解剖で分かった。死亡推定時刻は15日未明だった。捜査関係者によると、殺人容疑で逮捕された鉄筋工の息子(19)は、動機について「分からない」などと曖昧な供述をしているという。 宜野湾署は同日、息子を那覇地検沖縄支部に送致した。 県警は、関係者への聞き取りなども行い、殺害に至った動機や経緯などについて慎重に調べを進めている。 15日午後1時40分ごろ、娘がベッドの上で血を流して倒れている母親を発見し、110番通報した。 県警は鉄筋工で同居する息子を市内で発見し任意同行、殺害を認める供述をしたため逮捕した。室内からは犯行に用いた刃物も発見されたという。