女性の遺体が見つかった現場で鑑識作業を行う捜査員ら=平成27年4月24日午後、千葉県芝山町 (川口良介撮影) 千葉県芝山町の畑に平成27年、少女=当時(18)=を生き埋めにして殺害したなどとして、強盗殺人と逮捕監禁の罪に問われ、1審千葉地裁の裁判員裁判で無期懲役とされた同級生だった元少女(20)の控訴審初公判が21日、東京高裁(植村稔裁判長)で開かれた。弁護側、検察側双方が証拠調べを求め、植村裁判長は30年1月18日の次回期日で、証拠について協議するとした。 1審では、元少女に強盗殺人についての故意と共謀があったかが争点となった。29年2月の1審判決は、元少女が「共犯者らが被害者を殺害するかもしれないと認識しながら、それでも構わないと考えていた」として、未必の殺意と共謀があったと認定。犯行で「重要な役割を果たした」として、事件当時、18歳だったことなどを考慮しても刑事責任は重大として、求刑
最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は、千葉県芝山町で平成27年、当時18歳の女性を生き埋めにして殺害したとして、強盗殺人などの罪に問われた無職、中野翔太被告(22)の上告を棄却する決定をした。10日付。無期懲役の一、二審判決が確定する。
千葉県芝山町の畑に平成27年4月、船橋市の女性=当時(18)=を生き埋めにして殺害したなどとして、強盗殺人や逮捕監禁などの罪に問われた住所不定、無職、中野翔太被告(22)=1審千葉地裁の裁判員裁判で無期懲役=の控訴審判決公判が8日、東京高裁で開かれた。弁護側は減刑を求めたが、大熊一之裁判長は「1審の量刑は適切だった」として、弁護側の控訴を棄却した。 判決などによると、中野被告は27年4月19日深夜、住所不定、無職、井出裕輝被告(22)=1審千葉地裁で無期懲役、控訴中=らとともに、千葉市内の路上で、仲間内で金銭トラブルのあった女性を乗用車に乗せ、手足を緊縛するなどして監禁。財布やバッグを奪い、20日未明、芝山町内に掘った穴に女性を入れて土砂で生き埋めにし、窒息死させた。 弁護側は、井出被告に行動を支配されていた▽軽度の精神遅滞があった▽自ら警察に出頭し、事件の全容解明に協力した▽謝罪や反省、
千葉県芝山町の畑に平成27年4月、船橋市の女性=当時(18)=を生き埋めにして殺害したなどとして、強盗殺人や逮捕監禁などの罪に問われた住所不定、無職、中野翔太被告(22)=1審千葉地裁の裁判員裁判で無期懲役=の控訴審初公判が23日、東京高裁(大熊一之裁判長)で開かれた。弁護側は刑の軽減を求め、即日結審した。判決は6月8日。 1審判決によると、中野被告は27年4月19日深夜、共犯者の住所不定、無職、井出裕輝被告(22)=1審千葉地裁で無期懲役、控訴中=らとともに、千葉市内の路上で女性に声を掛けて乗用車に乗せ、手足を緊縛するなどして監禁。財布やバッグを奪い、20日未明、芝山町内に掘った穴に女性を入れて土砂で生き埋めにし、窒息死させた。 23日の公判で中野被告は「井出被告に逆らえなかっただけなのに、刑が一緒なので控訴した」と話した。 一方、女性の母親は「大切な命を残酷なやり方で奪っておきながら控
千葉県芝山町の畑に平成27年、女性=当時(18)=を生き埋めにして殺害したなどとして、強盗殺人や逮捕監禁などの罪に問われた住居不定、無職の井出裕輝被告(22)の裁判員裁判の判決公判が10日、千葉地裁で開かれ、吉井隆平裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した。 起訴状によると、井出被告は27年4月19日夜、共犯の元少女(20)や中野翔太被告(22)=いずれも強盗殺人罪などで1審無期懲役、控訴=らと共謀し、千葉市中央区の路上で女性を乗用車に乗せ、両手足を緊縛するなどして監禁。車内で財布やバッグを奪い、翌20日未明、同県芝山町の畑に掘ってあった穴に女性を入れて土砂で生き埋めにし、殺害したとしている。 公判で井出被告は「逮捕監禁については間違いないが、強盗殺人などについては否認する」と、起訴内容を一部否認していた。 弁護側は、少女と物の貸し借りをめぐってトラブルになった女性を脅すのが目的で、「女性が死
「残虐かつ計画的な犯行を、事件の黒幕として仕切った」。千葉県芝山町の畑に平成27年4月、同県船橋市に住む女性=当時(18)=を生き埋めにして殺害したなどとして、強盗殺人や逮捕監禁などの罪に問われた住居不定、無職の井出裕輝被告(22)の裁判員裁判。千葉地裁(吉井隆平裁判長)で23日に行われた論告で、検察側は無期懲役を求刑。事件を主導したとして井出被告の残忍さを強調し「刑事責任は著しく重大だ」と主張した。 検察側は論告で、中野翔太被告被告(21)=強盗殺人罪などで1審無期懲役、控訴=らの証言から、井出被告が共犯の少女(19)=同=に頼まれて殺害を企てたり女性を監禁した車内で金品を奪ったりしたことは明らかと主張。事前に穴を掘り監禁の道具を購入するなど、「周到な準備をした上での冷酷な犯行だ」と述べた。 一方、弁護側は中野被告による女性の生き埋めは想定外の出来事で、計画性のない場当たり的な犯行だった
千葉県芝山町の畑に平成27年4月、同県船橋市に住む女性=当時(18)=を生き埋めにして殺害したなどとして、強盗殺人や逮捕監禁などの罪に問われた住居不定、無職の井出裕輝被告(22)に対する裁判員裁判の初公判が13日、千葉地裁(吉井隆平裁判長)で開かれた。井出被告は罪状認否で「逮捕監禁については間違いありません。強盗殺人などについては否認します」と、起訴内容を一部否認した。 事件をめぐっては、女性と物の貸し借りでトラブルになった女性の元同級生の少女(19)=強盗殺人罪などの罪で1審無期懲役、控訴=が井出被告にトラブルについて話すなどしたことが犯行のきっかけになったとされる。井出被告が強盗殺人を計画、主導し、共犯の中野翔太被告(21)=強盗殺人罪などで1審無期懲役、控訴=が女性に土砂をかけて生き埋めにするなど犯行の主要部分で手を下したとされている。 井出被告はこの日、丸刈りに黒のスーツ姿で法廷に
千葉県芝山町の畑に平成27年、女性=当時(18)、同県船橋市=を生き埋めにして殺害したなどとして、強盗殺人と逮捕監禁の罪に問われた元同級生の少女(19)に対する裁判員裁判の判決公判が3日、千葉地裁で開かれ、松本圭史裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した。 検察側はこれまでの裁判で、女性と物の貸し借りなどをめぐるトラブルで腹を立てた少女が共犯の住居不定、無職、井出裕輝被告(22)=強盗殺人などの罪で起訴=に犯行を依頼するなど、「積極的に犯行に関与した」と指摘。殺意や計画性があったと主張していた。 一方、弁護側は逮捕監禁や金品を奪った強盗罪について争わないとしたものの、強盗殺人罪については「計画性はなく殺意もなかった」と争う姿勢を示し、少年院送致が望ましいと主張していた。 起訴状によると、少女は27年4月19日夜、井出被告らとともに、千葉市中央区の路上で、女性を普通乗用車に乗せ、両手足を緊縛する
千葉県芝山町の畑に平成27年、同県船橋市の女性=当時(18)=を生き埋めにして殺害したなどとして強盗殺人や逮捕監禁罪に問われた元同級生の少女(19)の裁判員裁判の論告求刑公判が25日、千葉地裁(松本圭史裁判長)で開かれ、検察側は「犯行の中心的役割を果たした」として無期懲役を求刑した。 検察側は論告で、女性と物の貸し借りをめぐってトラブルになった少女が共犯の井出裕輝被告(22)=強盗殺人罪などで起訴=に犯行を依頼するなど、積極的に犯行に関与したと指摘。殺意や計画性があったと主張した。 弁護側は、犯行の計画に少女は関与せず、生き埋めも共犯の中野翔太被告(21)=無期懲役の1審判決控訴=によるもので、強盗殺人罪は成立しないと訴えた。 少女は最終意見陳述で、「殺害の計画も、依頼もしていない。殺意もなかった」と述べた。 起訴状によると、少女は27年4月19日夜、井出、中野両被告と共謀し、千葉市中央区
千葉県芝山町の畑に一昨年4月、同県船橋市に住む女性=当時(18)=を生き埋めにして殺害したなどとして、強盗殺人と逮捕監禁の罪に問われた同市の無職の少女(19)に対する裁判員裁判の初公判が13日、千葉地裁(松本圭史裁判長)で開かれた。少女は罪状認否で「強盗は認めるが殺意はなかった」と起訴内容を一部否認した。 弁護側は、女性を監禁したり金品を奪った強盗罪について争わないとしたものの、強盗殺人罪については「計画性はなく殺意もなかった」と争う姿勢を示した。 起訴状によると、少女は平成27年4月19日夜、強盗殺人などの罪で起訴されている共犯の住居不定、無職、井出裕輝被告(22)らとともに、千葉市の路上で女性を普通乗用車に乗せ、両手足を緊縛するなどして監禁。車内で女性の財布やバッグを奪い、翌20日未明、芝山町の畑に掘ってあった穴に女性を入れ、土砂で生き埋めにして窒息死により殺害したなどとしている。 少
「動機も経緯も身勝手」。昨年4月、千葉県芝山町で女性=当時(18)=を生き埋めにして殺害したなどとして、強盗殺人などの罪に問われ30日に無期懲役の判決が言い渡された住居不定、無職、中野翔太被告(21)の裁判員裁判。千葉地裁の吉井隆平裁判長は、中野被告が犯行に不可欠な役割を果たしたと認定。能動的に関与したとして「18歳の生命を奪った結果は重大」と断罪した。 この日の公判で中野被告は、主文読み上げの瞬間も裁判長を見据えたままだった。最後に吉井裁判長から「犯した罪の重大さに向き合うように」と諭されると弱々しく「はい」と答え、閉廷時には疲れ果てた様子で椅子に腰を下ろした。 吉井裁判長は、中野被告が「共犯の井出裕輝被告(22)=同罪で起訴=の誘いや指示を断ると面倒なことになる」といった安易な理由で、面識がない女性への殺害に関与したことを「動機も経緯も身勝手」と指摘。「犯行の主要部分を実行しており不可
千葉県芝山町の山林に昨年4月、同県船橋市に住む女性=当時(18)=を生き埋めにして殺害したなどとして、強盗殺人や逮捕監禁などの罪に問われた住居不定、無職の中野翔太被告(21)に対する裁判員裁判の初公判が11日、千葉地裁(吉井隆平裁判長)で開かれた。中野被告は罪状認否で「間違いありません」と起訴内容を認めた。 起訴状によると、中野被告は昨年4月19日夜、強盗殺人罪などで起訴されている住居不定、無職の井出裕輝被告(22)らとともに、千葉市の路上で女性を乗用車に乗せ両手足を縛って監禁。車内で女性の財布やバッグを奪い、翌20日午前0時ごろ、芝山町の畑に掘ってあった穴に女性を入れ、土砂で生き埋めにして殺害したなどとしている。 検察側は冒頭陳述で、中野被告が穴を掘ったり女性に土砂をかけて埋めたりするなど「事件の重要な部分で自ら手を下している」と指摘し、犯行が残虐かつ計画的と主張。一方、弁護側は、中野被
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く