酩酊(めいてい)状態の女性に乱暴したとして、警視庁新宿署は集団準強姦の容疑で、東京都新宿区西新宿の会社員、大滝真輝容疑者(29)と港区麻布十番の無職、羽生卓矢被告(33)=準強制性交罪で起訴=の2人を逮捕した。大滝容疑者は容疑を否認、羽生容疑者は「弁護士と相談します」と供述している。 逮捕容疑は昨年4月1日、東京都新宿区のマンションの一室で飲食店従業員の女性(32)に酒を一気飲みさせるなどして酩酊させ、抵抗できない状態にして乱暴したとしている。 2人は「ナンパ師」と呼ばれる男性が有料で女性の口説き方を教えるセミナーの受講生。現場はセミナーが用意した部屋で、羽生容疑者は昨年7月にも20代女性を同じ部屋に連れ込み、乱暴したとして、今年5月に準強制性交容疑で逮捕、同罪で起訴されていた。 新宿署は20日、新宿区歌舞伎町のセミナーの拠点施設など3カ所を家宅捜索し、パソコンや携帯電話などを押収した。