参院本会議後、自民党本部からの多額の入金について記者団の質問に答える河井案里氏=23日午後、国会内(春名中撮影) 自民党の河井案里参院議員は23日、昨年7月の参院選前に案里氏と夫の克行前法相がそれぞれ支部長を務める自民党支部に、党本部から計1億5千万円の入金があったと一部で報じられたことについて、事実関係を認め、「違法性はない」と述べた。国会内で記者団の取材に答えた。 案里氏は、昨年3月に同党の公認を受けるなど、参院選までの準備期間が短かったことを挙げ、「政治活動や選挙も含め、2カ月半の間に活動をしていかなければならず、短い期間に資金が集中したと考えている」と説明した。 また、この日の参院本会議で行われた代表質問で、自身の問題が取り上げられたことに関しては「威厳あるべき本会議で、私の政治資金に関する問題が取り上げられたことを政治家として申し訳なく思っている」と語った。