イランは精鋭部隊を率いていたソレイマニ司令官殺害の報復として、バグダッド時間8日未明にイラク国内の基地に十数発の精密誘導ミサイルを発射した。事情に詳しい関係者によれば、攻撃で標的となったのは基地の中でも人的被害が発生する可能性の低い区域だったと米国防総省は分析した。 米当局者の話では、イラク西部のアル・アサド基地に駐留していた米軍部隊はミサイル発射のかなり前にその兆候を察知し、人員約1000人がシェルターに避難したほか、他の対策を講じることができた。 大統領は「イランは対決姿勢を後退させつつあると見受けられ、それは関係国全てにとって良いことだ。世界にとってとても良い」と話した。イランが自制の態度を示唆し、トランプ大統領の発言も抑制的な内容だったことで、ソレイマニ司令官殺害を受けて急速に高まっていた緊張が緩和に向かう可能性もうかがわれる。 トランプ大統領はまた、北大西洋条約機構(NATO)に