公選法違反疑惑について頭を下げ、記者の質問に答える菅原一秀・前経産相(20日午前、国会で)=竹田津敦史撮影 自民党の菅原一秀・前経済産業相は20日午前、「政治とカネ」を巡る問題で昨年10月に経産相を辞任後、初めて記者団の取材に応じ、「当局から要請があれば誠意をもって協力する。適切な時期にしっかりと全容の説明をしたい」と述べた。現段階での詳細な説明を避けた。 菅原氏は経産相就任直後の昨年10月、公設秘書が選挙区内での支援者の通夜で2万円入りの香典袋を受付に手渡したことなどが週刊文春で報じられ、公職選挙法違反の疑いが指摘されている。 菅原氏は、国会内で改めて陳謝したうえで、議員辞職や離党について問われると、「考えていない。残された任期、職責を全うしたい」と否定した。 経産相辞任後、菅原氏が公の場に姿を見せるのは初めて。国会を休んでいた理由については「睡眠障害の診断を受け、年末年始にようやく体調