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ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (25)

  • 日本型雇用と長時間労働の制度的補完性とその悪用 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    こんなツイートを拾いましたが、 https://twitter.com/happytarou0228/status/897942222154252288 伊藤忠の先輩と飲んだ時のメモ。①残業については相当厳しくなっており、若手に任せる仕事量が減ってる一方で、時間管理対象外の中堅〜課長にしわ寄せ。②若手自身も仕事が少ないと感じている様子。③海外駐在すると日の管理対象外なので馬車馬のように働く。④今の若手が10年後成長してるか心配。 https://twitter.com/happytarou0228/status/897945997900251136 ①新卒1年目の労働生産性は低く、人にもよるが2年目社員の数分の1程度、②初期の労働生産性は仕事量に比例して高まる、③経験のない1年目の成長速度はかなり早い、④残業規制で仕事量にキャップを嵌められているため従来より成長が遅くなる可能性が高い。っ

    日本型雇用と長時間労働の制度的補完性とその悪用 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 玄田有史編『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    そのものズバリ、聞きたいことをそのままタイトルにしたです。曰く:人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか? https://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766424072/ “最大の謎”の解明に挑む! 働き手にとって最重要な関心事である所得アップが実現しないのは、なぜ? 22名の気鋭が、現代日の労働市場の構造を、驚きと納得の視点から明らかに。 ▼企業業績は回復し人手不足の状態なのに賃金が思ったほど上がらないのはなぜか? この問題に対して22名の気鋭の労働経済学者、エコノミストらが一堂に会し、多方面から議論する読み応え十分な経済学アンソロジー。 ▼各章は論点を「労働需給」「行動」「制度」「規制」「正規雇用」「能力開発」「年齢」の七つの切り口のどれか(複数もあり)を中心に展開。読者はこの章が何を中心に論議しているのかが一目瞭然に理解できる、わかりやすい構成とな

    玄田有史編『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 俺はね、五人潰して役員になったんだよ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    松崎一葉『クラッシャー上司-平気で部下を追い詰める人たち』(PHP新書)をお送りいただきました。ありがとうございます。 自分の出世のために、次々に部下をつぶしていく人の精神構造と対処法を、数多くの実例に接した精神科の産業医がやさしく解説。 クラッシャー・ジョウじゃなくって、クラッシャー上司です。 著者の松崎さんは数少ない産業精神医学の専門家。いじめパワハラが大きな問題となり、電通第二事件が世情を賑わしている今日、是非多くの人々に読まれるべきです。 とともに、そこに描かれているいくつもの実例を読む進むにつれ、圧倒的に多くの組織人たちは、「あっ、これ、我が社にもあるある」という思いを何回もするでしょう。そう、「多くの会社、組織のメンタルヘルスを見てきたものの経験値として、一部上場企業の役員のうち数人は「クラッシャー上司」がいる、ということはできるだろう」と著者は述べています。 彼らクラッシ

    俺はね、五人潰して役員になったんだよ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 勤勉にサービスしすぎるから生産性が低いのだよ!日本人は(毎年恒例) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    毎年恒例ですが、日生産性部が世界の労働生産性国際比較というのを発表し、世間の生産性概念をこれっぽっちもわかってない連中があれこれとろくでもない戯言をまき散らすという季節がやってきたようで、これまたもう何年も前からブログでの毎年恒例の行事になっちゃってますが、飽きもせず同じ事を繰り返すことといたしませう。 http://activity.jpc-net.jp/detail/01.data/activity001495.html (労働生産性の国際比較2016年版) http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161219/k10010812081000.html (労働生産性 日は主要7か国の中で最下位) 従業員が一定の労働時間にどのくらいのモノやサービスを生み出すかを示す「労働生産性」の調査で、日は小売り業や飲業などで業務の効率化が進んでいないことなどか

    勤勉にサービスしすぎるから生産性が低いのだよ!日本人は(毎年恒例) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    takashi1982
    takashi1982 2016/12/25
    ヨーロッパを旅行していると思うんだけれど、物価水準から考えると、レストランって日本に比べて結構高いんだよね。スーパーも商品はレジでそのまんま転がっていた(周りを見てもそうだった)。
  • 未だにこんな議論がまかり通っているのか・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    例の愛知県のブラック社労士については、既に山のように論評されているので特にコメントすることもないのですが、それにこと寄せてインチキな議論を展開する手合いが依然として後を絶たないようなので、やはり一言なかるべしということで。 https://news.careerconnection.jp/?p=19774 (ブラック社労士の出現は「正社員解雇の厳しさ」が原因か? 再発防止は「金銭解雇の法制化」との意見も) 一連の騒動に対してネットでは、あらためて「これは酷い」と批判が出ているが、このような社労士が現れる背景には「正社員の解雇の厳しさ」があるという指摘する声もあがっている。 「経営者が当に必要と考える場合であっても、安心して解雇ができないから、逆に半ばいじめのような退職勧奨になってしまいがちということである」 現実社会で生きている人なら誰でも知っているとおり、日の労働社会における解雇のし

    未だにこんな議論がまかり通っているのか・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    takashi1982
    takashi1982 2016/01/10
    こういう非合法から身を守って行くには知識が必要だけれど、知っていて欲しい人に届いていないというか何というか・・・。
  • 勤勉にサービスしすぎるから生産性が低いのだよ!日本人は: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    産経の記事ですが、 http://www.sankei.com/politics/news/151218/plt1512180033-n1.html (労働生産性、先進7カ国で最低 茂木友三郎生産性部会長「勤勉な日が…残念な結果」) 日の生産性が低いことは以前から繰り返しブログでも取り上げてきていますが、この新聞記事を見てがっくりきたのは、日生産性部のトップともあろうお方が、こんな認識であったのか、といういささかの絶望感でありました。 茂木会長は、「日は勤勉な国で、生産性が高いはずと考えられるが、残念な結果だ」と評価した。 生産性のなんたるかがよくわかっていない市井の人々はよくこの手の間違いをしますが、さすがに日生産性部会長がこの言葉はないでしょう、と。 茂木会長は「労働人口が減少する日が国内総生産(GDP)600兆円を達成させるためにも、生産性の向上が必要で、特にサー

    勤勉にサービスしすぎるから生産性が低いのだよ!日本人は: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    takashi1982
    takashi1982 2015/12/20
    旅行先で、ファミレスくらいのレベルのお店なのに、高級レストラン並みのサービスができてないと言ってキレだした客がいたことを思いだした。いろんな意味で「労働」に対する考えを社会が持たなくてはダメ。
  • 同一労働同一賃金とは - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    民主党と維新の党が同一労働同一賃金推進法案を共同で提出するというニュースが流れてきたので、 http://www.sankei.com/politics/news/141029/plt1410290032-n1.html 民主党と維新の党は29日、政策責任者による定例協議を国会内で開き、維新の党がまとめた「同一労働・同一賃金」推進法案や、政府の「地方創生」関連2法案の対案を共同で国会に提出する方針で一致した。両党は安倍政権への対決姿勢を強めており、後半国会に向け、閣僚の疑惑追及だけでなく政策論議でも共闘を加速させる考えだ。 「同一労働・同一賃金」推進法案は、非正規労働者が正社員と同じ仕事をすれば待遇や賃金を同じとする内容。他の野党にも協力を求める。提出時期は、民主党が成立阻止を掲げる労働者派遣法改正案の審議状況を見ながら判断する。 改めてこの問題について真面目に考える上で必要な歴史的な経緯

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  • 何でもパワハラと言えばいいわけじゃない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    確かに、これまでの法体系ではなかなかどれにもぴたりと当てはまりそうもないある何かに「パワハラ」と名付けて、批判する根拠にしていくということそれ自体は、当然の戦略だと思うし、全然悪いとは思いませんが、それにしても、 http://withnews.jp/article/f0140828001qq000000000000000G0010401qq000010751A(たかの友梨氏がパワハラ?「あなた会社つぶすの」 録音データ公開) エステサロン大手「たかの友梨ビューティクリニック」を経営する「不二ビューティ」(社・東京都)の女性従業員が加入するブラック企業対策ユニオンは28日、同社の高野友梨社長(66)から、組合活動をしていることを理由にパワーハラスメントを受けたとして、宮城県労働委員会に不当労働行為の救済を申し立てた。記者会見も開き、「パワハラ時の録音」とされる音声記録を公開した。 ・・・

    何でもパワハラと言えばいいわけじゃない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    takashi1982
    takashi1982 2014/08/31
    単純にたかの友梨は違法だと言えば良いだろう。そして、労基法に基づいて、それこそ「粛々と」罰せれば良いだけの話である。
  • サービス価格は労働の値段である - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    十年一日の如く、ネット上では定期的に生産性の話題が上がるようですが、ブログではもうとっくに済んでおります。ただ、こういう単純なことがなかなか理解してもらえないだけで・・・。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-8791.html(なにい?労働生産性が低いい?なんということだ、もっとビシバシ低賃金で死ぬ寸前まで働かせて、生産性を無理にでも引き上げろ!!!) 依然としてサービスの生産性が一部で話題になっているようなので、ブログでかつて語ったことを・・・、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-107c.html(スマイル0円が諸悪の根源) 日生産性部が、毎年恒例の「労働生産性の国際比較2010年版」を公表しています。 http://activ

    サービス価格は労働の値段である - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    takashi1982
    takashi1982 2014/05/31
    おもてなしには対価を支払えということか/確かに日本人のバイト店員に対して求めるサービス水準の高さは異常かも。海外旅行するたびに実感するものね。
  • 中小企業ではスパスパ解雇してますよ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    世間では解雇規制の議論が盛り上がってきているそうですけど、何にせよ、日社会の現実の姿からかけ離れた思い込みを前提に議論がされたのでは、あらぬ方向に走って行くばかりですので、 https://twitter.com/Sgt_Doraemon/status/315093544815697922 役に立たない人間を雇い続けなければいけない負担は中小企業には相当なもの。 解雇できないから、簡単に雇用も出来ない。 それはどこの国の中小企業なのでしょうか。多分、年間数十万件の労働紛争が労働裁判所にやってくるヨーロッパ諸国なんでしょう。 少なくとも、私が日の労働局のあっせん事案を調べた限りでは、こういうのが日解雇の現実の姿ですけど。 ・10185(非女):有休や時間外手当がないので監督署に申告して普通解雇(使は業務対応の悪さを主張)(25 万円で解決) ・10220(正男):有休を申し出たら「う

    中小企業ではスパスパ解雇してますよ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    takashi1982
    takashi1982 2013/03/23
    解雇の実例などなど。
  • 半分だけ正しい竹中平蔵氏 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    竹中平蔵氏の「ポリシーウォッチ」から。 http://policywatch.jp/topics/211 産業競争力会議などを中心にアベノミクスの中での成長戦略がどのようになるのか大変注目を集めている。金融政策、財政政策は重要だがそれらを超えて更に長期的な経済発展のためには、やはり成長戦略が不可欠である。そういう中で、規制改革こそが成長の一丁目一番地だということを述べ、安倍総理も一丁目一番地という使ってくれたわけだが、その規制改革の中で更に重要な規制改革はなんなのだろうか、そういう点に次第に議論が集まっていくのではないか。 規制改革はかなり幅広くやらなくてはならない。しかし、あえてその中の更に中心的な一丁目一番地の中の一丁目一番地として、雇用に関する労働市場に関する規制改革が重要であるということを述べたい。 民主党を中心とする政権の最初に社民党が入っていた。この社民党の影響を非常に強く受け

    半分だけ正しい竹中平蔵氏 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    takashi1982
    takashi1982 2013/03/03
    ディシプリンの持つ性格があるのだろうな。例外をあえて捨象する経済学と、例外に着目する法学という問題。両方を欠いてもいけないが、最近再び、前者が後者を駆逐し始めているようには思えるかなぁ。
  • パブリックなものが提唱されているのに、政府もダメ、労働組合もダメ・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    先日御恵投いただいた市野川容孝・宇城輝人編『社会的なもののために』(ナカニシヤ出版)から、今日の日の精神状況をよく示しているな、と思われた対話の一節を: 宇城 日の社会保障の制度設計は基的にドイツ型だったわけでしょう。それを壊してきた過程がこの20年くらいだったわけじゃないですか。これはつまり、ドイツ型からアメリカ型に移行しようとしているとまとめていいのだろうか。 宇野 これはだから、エスピン・アンデルセンなんかの議論と同じで、日はどの類型に入るのかという大論争をやって、結局例外型になってしまう。いつも日は微妙に違うということになってしまうんだよね。 宇城 それは結局、日における中間集団の位置づけの問題ということになるのだろうか。 小田川 『文明としてのイエ社会』とか読むと、日の場合、中心的な役割を果たしてきた中間集団というのは、企業だったわけですよね。 宇野 日は全体的な

    パブリックなものが提唱されているのに、政府もダメ、労働組合もダメ・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    takashi1982
    takashi1982 2013/01/29
    日本における福祉レジームを考えるヒント。
  • ワタミ会長 いじめ発覚なら担任教師の給料下げるべきと提案 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    残念なことに、ブラック企業大賞の栄誉を東京電力に譲ったワタミですが、さすがに立派な発言を連発しておられます。 http://news.livedoor.com/article/detail/6858941/ 極端に言えば、例えばいじめが起きたクラスの担任教師は給与を下げる。いじめにいたるまでには芽の段階があるのだから、事前に芽を摘み取っておくべきで、それができなかったのは教師の能力が足りなかったか、やる気が足りなかったかだ。 既に山のようなツイートやコメントがついていますが、ここでは黒川滋さんのを引用しておきます。 http://twitter.com/kurokawashigeru/status/235954254039367680 いじめを隠蔽することを奨励しているようなものではないか。労働問題を隠蔽している企業体質さながらです。 http://twitter.com/kurokawa

    ワタミ会長 いじめ発覚なら担任教師の給料下げるべきと提案 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    takashi1982
    takashi1982 2012/08/18
    他に指摘されてたけれど、過労死やメンヘルで休職する社員を出した企業は社長の給料を下げるとか、企業に対して課徴金を支払うというカタチにすればイイ。はワタミ氏は一蹴するに違いないのだろうが。
  • 40歳定年制の法律的意味 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    「しゃくち」さんが紹介している、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-c658.html#comment-90903653 雇用流動化へ「40歳定年を」 政府が長期ビジョン 見出しがセンセーショナルですね でも確かに、そういう表現が出てきていますね。 http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120706/hokoku1.pdf さらに、企業内人材の新陳代謝を促す柔軟な雇用ルールを整備するとともに、教育・再教育の場を充実させ、勤労者だれもがいつでも学び直しができ、人生のさまざまなライフステージや環境に応じて、ふさわしい働き場所が得られるようにする。具体的には、定年制を廃し、有期の雇用契約を通じた労働移転の円滑化をはかるとともに、企業には、社員の再教育機会の保障義務を課すとい

    40歳定年制の法律的意味 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    takashi1982
    takashi1982 2012/07/07
    分科会のメンバーを見たけど、確かにどこまで労働問題のプロパーがいるか甚だ疑問。
  • 古市くんの「ずれ」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    いやまあ、古市くんの言うてることも、まったく間違っているというわけでもないのだけれど、あの言い方と、何よりNHKのあの脳天気な映像化で、ほとんど空中ふわふわの「のまど万歳」論になってしまっておるわいな。 その横に並ぶ面々もなんでああいう高ぴー目線になるのか、世の中あんたらみたいなエリートばかりじゃねえぞ、という反感が画面に吹き上がってくるのがわからんのかねえ。 つか、ごくごく「ふつー」の労働者が、身も心も会社に捧げ尽くさなくても、ごくごくふつうーに働いて、ごくごくふつーに生活していけるような、そういうイメージはないのかねえ。 広島電鉄の組合を偉そうに批判して、それがどれだけの意味があることなのか分かっているのか。普通の労働者たちができることの範囲が分かっているのか。 はじめまして、古市です。来はコメント欄に人が書くなんていう、地雷以外の何物でもないことをしないほうがいいのかも知れません

    古市くんの「ずれ」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    takashi1982
    takashi1982 2012/06/03
    古市くん本人と浜ちゃん先生の欄外コメントも必読/役所の窓口でその手の業務をしている友人の話を聞き及ぶにつれて、彼らの切羽詰まり感こそをルポするのが「おまえたちの仕事だろう」と思ったりする。
  • 日経「経済教室」の読み方 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    昨日、今日と、日経新聞の「経済教室」で、「高齢者雇用を考える」というエッセイが載っています。昨日は八代尚宏さん、日は安藤至大さん。明日も「下」があるようですが、とりあえずこの2回分でコメント。 まずもって、日経の見出しの付け方が「規制による延長は弊害大」とか「一律義務化は不適切」と、いかにも高齢者雇用に対する敵意を示すかのようなものになっているのは、いささかミスリ-ディングの感があります。内容自体は、まともな労働経済学者の議論として、9割方は同意しうるものなのですから。 実際、八代さんは 働く能力と意欲のある高齢者が働き続けて、より多くの所得税や社会保険料を負担することは財政収支の改善を通じ、間接的に労使の負担軽減に貢献する。・・・その意味で、高齢者の労働市場参加は社会全体にとって望ましい。 と、世界の常識を淡々と述べています。彼が批判するのは、 個人の仕事能力の差は、年齢とともに広がる

    日経「経済教室」の読み方 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    takashi1982
    takashi1982 2012/05/19
    日経経済教室へのコメント「問題は、肝心の日本の企業が到底そのような主張を受け入れる可能性がない中で、せめて高齢者雇用を推進するにはどういう手段があるのか、という政治的選択肢の問題」
  • 週末を犠牲にしてでも取り組みたい仕事 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    「あごら」ですが、常見陽平さんが書いているので、そしてとても重要なポイントがさりげなく入っているので、ちょいとコメント。 http://agora-web.jp/archives/1454612.html(アップルが新入社員に渡すメッセージがブラック企業みたいな件) 常見さんが「吐き気を催す表現」とまで罵倒しているのが、この 週末を犠牲にしてでも取り組みたい仕事 って台詞です。 わたくしは、もちろん、 一見すると美談だが、人間には休息が必要である。「24時間働く」なんて大量の滋養強壮剤を飲まされたバブル期のサラリーマンみたいなことを言って酔っている場合じゃない。 という常見さんに賛成なのですが、それはもちろん、この台詞が労働者(いわゆるサラリーマンも当然含む)に向けて吐かれるという前提での話です。 経営者、あるいはむしろ企業家といわれる人々には、別の人生の見え方があり、考え方があり、生き方

    週末を犠牲にしてでも取り組みたい仕事 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    takashi1982
    takashi1982 2012/05/09
    高度経済成長までなら日本的モーレツ社員モデルは有効だったかも知れないが現在ではみんなで不幸になろうキャンペーンにしか思えないときが多々あるよなぁ。
  • 日本の伝統的子育てが息づいていた時代の若干の実例: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    さて、昨年10月31日付けでブログで紹介したネタですが、1950年代、三丁目の夕日がまだ明るかった頃の、日社会の実相を、当時の政府資料から改めて確認してみるのも、一興ではありますまいか、ということで、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-97de.html(年少者の不当雇用慣行実態調査報告@婦人少年局) 旧労働省の婦人少年局というところは、むかしは非常に熱心に女性や子どもたちの労働実態の調査をやっていたのです。とりわけ、今ではほとんど忘れ去られているでしょうが、年少者の不当雇用慣行について、1950年代の半ばごろにその実態を暴いた報告書は、東北地方、九州地方、近畿地方、関東甲信越地方の4分冊として、刊行されています。 おそらく今では役所の中でも誰も知らないであろうこの報告書を、ちょっと紹介してみましょう。今ではみ

    日本の伝統的子育てが息づいていた時代の若干の実例: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    takashi1982
    takashi1982 2012/05/06
    『戦前の少年犯罪』にも事実は淡々と書かれているが、やはりこの時代の社会的弱者の生活状況は酷すぎる。それこそハンセン病施設や朝日訴訟も共通だ。
  • 山口二郎氏の反省その2 参加や直接政は必ずしも民主主義を増進させないのか!? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    雑誌『月刊マスコミ市民』2月号で、山口二郎氏が今さらのように「参加や直接政は必ずしも民主主義を増進させないのか!?」と語っています。 >大阪の動きを見ていて私たちが反省しなくてはいけないと思ったのは、参加とか直接政といった概念が、決して自動的に民主主義をもたらすわけではないということです。憎悪や怨念など人間の感情を基にした参加は、極めて破壊的な効果をもたらすことがあるのです。 立派な政治学者が今頃になってそんなことを言い出さないでよ!!といいたくなりますね。 実は、山口二郎氏と私は同年齢。同じ年に同じ大学に入り、同じような環境にいたはずですが、私がその時に当時の政治学の先生方から学んだのは、まさに歴史が教える大衆民主主義の恐ろしさであり、マスコミが悪くいう自民党のプロ政治のそれなりの合理性でした。 >今までは、自民党一党支配という大きな構造や霞ヶ関の官僚支配といった強固な枠組みがありました

    山口二郎氏の反省その2 参加や直接政は必ずしも民主主義を増進させないのか!? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    takashi1982
    takashi1982 2012/02/01
    政治思想史プロパーには耳が痛い話/もっとも熟議デモクラシーは橋下的ポピュリズムの対極にある思想だろう。ただ、それを可能にする公共空間と人々の連帯はゼロ年代の新自由主義によって原子化され解体されたが 。
  • 「左翼」の対極的二義性 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    BUNTENさんが自分のつぶやきを自分でトギャっておられるので、それを引用しておきます(一つながりの文章なので、整形して)。 http://togetter.com/li/96973 >左翼悪玉説みたいなのこそ、現代の「恐いもの」のような気がする。障害児ではなかったが問題児だった俺は組合だの左派だのが強かった(はずの)炭坑街で育った。教師からのつるし上げも経験したが、それは他に仕事が無くて仕方なく教師になった手抜き派とでも言うべき人物からで、どうみても左派ではなかった。もし当時の左派が今ネットで言われているような教育をしていたならば、問題児・いじめられっ子の俺がネットで左翼を自称することはなかっただろう。 学校にはいい思い出はないが、少なくとも、「出る杭」として教師から叩かれた記憶はない。(BUNTENは馬鹿だから、出てると言うより引っ込んでたんじゃないのかという突っ込みは許可。) 俺とし

    「左翼」の対極的二義性 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    takashi1982
    takashi1982 2011/02/14
    右でも左でも権威主義とか権力志向はいるからなぁ。個人的には政治的・経済的・文化的の3つの座標でポリティカル・コンパスやんないと話が捩れると思ってる。