OpenStackのコアコミッターが明かす、NTTでOSSコミュニティー活動を主業務にできたワケ:NTT Tech Conference(1/2 ページ) 2017年1月27日、NTT Tech Conference #1が開催。DockerのコアメンテナやOpenStackのコアコミッターなどがオープンソースソフトウェアに関するさまざまなトピックを語った。
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オープンソースプロジェクトに参加したいな、と思った時、まず最初に問題だと感じるのは英語だと思う。構成員が日本人だけで、日本人に向けてのみ出しているそソフトウェアでない限り、プロジェクトの共通語はふつう英語だ。植山さんの記事には英語で物事を進めることの利点が体験談とともに書かれている。他の記事にも、オープンソースプロジェクトで上手いことやっていくためのひとつとして英語の話が出てくる。一方、英語のせいで参加したくても二の足を踏んでしまう、というのもよく聞く話だ。結論から言ってしまうと、やっぱり読み書きだけでも習得しないと話に入っていくのは難しい。ソフトウェア開発者の多くは多様性に対して寛容なので、英語が不得意という理由で拒絶されることはないだろう。ただ、特別な配慮もしてくれない。 しかし英語の前に、プロジェクトとの距離のとりかたを学ぶべきだと思う。いままでわたしが見てきたり、自分自身がやって良
例えばIPAで支援してもらってOSSを開発するとする。結果をOSSライセンスで公開するのは契約の縛りがあるから当然なのであるが、「OSSで開発しました、コード公開しました、以上」ではバザールモデルにならない。開発企業以外がそのソースをみてパッチを作ったり活発に議論したりということは通常ならない。今年度の予算消化しました。物は契約どおり作りました。次年度以降保守されません。ではあまりにももったいない。 では、どうすればいいのか? 開発の主体が企業であろうが個人であろうがコミュニティを形成し多くの人および企業に参加してもらう。すなわちバザールを興すというのが成功の鍵だと思う。このコミュニティを形成するというのはコードを書くよりはるかに難しい。パッチを作るよりはるかに難しい。そして、コミュニティをどのように形成するかという知恵というものは各自の成功体験の中にしか存在していない。明文化されてはいな
いろいろ妄想する。OSSの開発者が数人いたらそこそこすごいことができる。そのようなチームが数十あれば定番のOSSのかなりの部分をカバーできる。せいぜい数百人のOSS開発者がいれば世界を変えられる。その数百人をどう育てるか? 大学教育のソフトウェア演習の一つとしてOSSの開発に参加するというのはどうだ?一クラス数十人としてそのうちの一人でも二人でもOSSに興味を持ってもらうだけでいい。そのようなクラスが全国に数十あれば、年間100人程度のOSS開発者が誕生する。どうだろうか?人数が少なすぎる? Asia諸国まで場を広げれば年間数千人くらいのOSS開発者をデビューさせることはあながち不可能ではないような気がする。どうだろうか?妄想がすぎるか? 実現不可能な話ではないように思う。どう実行するかだけのような気がする。 日々是開発:SQS Developmentさん、http://sqs.cmr.s
FLOSS-JP オープンソース / フリーソフトウェア開発者 オンライン調査日本版 (http://oss.mri.co.jp/floss-jp/)というのが2003年ごろに行われている。既に2年以上たっているわけだが日本におけるオープンソース/フリーソフトウェア開発者の実情(?)を知る上での基礎的な資料なので引いてみた。わたしのイメージするOSS開発者と調査した三菱総研の比屋根さんや飯尾さんのイメージするOSS開発者とは微妙に異なる可能性はあるが、日本のOSS開発者の実態を調査した唯一(?)のサーベイなので非常に貴重である。 アンケートは合計547人回答を得ている。開発時間をみてみよう。http://oss.mri.co.jp/floss-jp/report.html#Q6 図(Q6) 週平均OSS/FS開発時間 5時間以下が61.7%と大半をしめる。0時間も8.5%である。むむむ?開
多分、わたしの使っているプログラマという言葉が意味する職業と多くの人のイメージするプログラマという職業は微妙に異なっているのだろう。 お客さんの業務システムを受注してそれをおさめるという仕事があるが、SIとか言われていたりする、わたしの専門性はその分野にないので、そこでどのような仕事がされているかは実のところよく知らない。なのでSIの人とわたしのイメージするプログラマという職業とではやはり微妙に違うような気がする。 わたしは主にソフトウェア製品を作る人々についての議論になる。SIでお客さんのアプリケーションを開発している人々のことはここではふれない。常々記しているように日本と言う地域には、国際競争力のあるソフトウェア製品というのがほとんどないので、上記の意味での職業的プログラマというのは日本には残念ながらほとんどいない。ソフトウェア製品での勝負は90年代米国の一人勝ちだ。勝負あった。 そこ
ここでのソフトウェア開発というのはOSとかRDBMSとかソフトウェア製品の開発ということにして、VBやJavaでアプリケーションをばりばり書くというのは取り合えづ置いておく。 でもって、じっと見回してみると日本という地域にはコアなIT産業は携帯とかネットワークとか、そーゆーところにはありそうだけど競争力のあるソフトウェア製品を開発、販売している会社はほとんどない。出口のない産業のような感さえもつ。(寒い)メインフレーマの中には細々とそのような部署がなくはないが、メインストリームという感じでもない。15年位前に日本のソフトウェア産業大丈夫か?というようなことが強く言われたが、だめである。全然だめである。しょぼすぎる。 じゃあ、アプリケーション開発は安泰かというともちろんそんなことはなくて、世界でいちばん高い賃金を正当化できるような事はほとんどないので、中国だ、インドにオフショアだみたいな話を
リナ飯(Linuxで飯を食う)とかオプ飯(オープンソースで飯を食う)とかとオープンソースのボランティア活動はまったく直交している。独立した事象であるとわたしは思う。 生活のためにコードを書く人は昔も今も明日もいるだろうし、趣味でコードを書く人も、(コードを書きたいから書く人も)、昔も今も明日もいるだろう。プロもいればアマチュアもいる。それによって金銭的な報酬を受けている人もいれば受けていない人もいる。金銭的な報酬ではなくコミュニティからの尊敬を受けている人もいれば受けていない人もいる。自己の満足度を金銭的報酬以外のものに求める人もいればそうでない人もいる。 お金だけですべてを語るのは間違いである。もちろんそう思う。しかしオープンソースソフトウェアの開発と言うだけで過度に自己実現のためにコードを書く人が多数だと言うような言説はいかがかと思う。ソフトウェアの多くは趣味で自分のためにだけ書かれた
ご存知のようにオープンソースソフトウェアというのはNetscapeがソースコードを公開したころにその蛮勇を支援するためにEric RaymondやLarry Augastineらが考え出したフリーソフトウェアに対して与えたマーケティングメッセージみたいなものである。オープンソースソフトウェアをソースコードのライセンスとして捉えるのは誤解とまでは言わないが正しい理解からは遠い。 フリーソフトウェアは、Richard Stallmanがソフトウェアの独占的に利用に対し自分の経験からの信念により、ソフトウェアの自由がなによりも重要だという立場である。そしてその自由を保障するためにGPLというライセンスを発明した。Richard Stallmanは世の中のソフトウェアがすべてGPLになれば世界はよりよくなると信じている。 オープンソースソフトウェアというマーケティングメッセージを作り出した人達はG
August 2005 (This essay is derived from a talk at Oscon 2005.) Lately companies have been paying more attention to open source. Ten years ago there seemed a real danger Microsoft would extend its monopoly to servers. It seems safe to say now that open source has prevented that. A recent survey found 52% of companies are replacing Windows servers with Linux servers. [1] More significant, I think, i
Amazon and Open Source (and Open Data) Amazon が Perl というネタをちょろっと先日の AWS 記事に書いてみたところ意外と知らなかった方が多いみたいで反響の大きさにちょっと驚いている次第。 Tim O'Reilly が Perl の話をするときにはいつも Amazon の話を出しています。 O'Reilly: Amazon and Open Source Open source has been a key part of the Amazon story. Linux on commodity hardware has allowed amazon.com to cut its costs by an order of magnitude since it launched, and it is a heavy user of Perl,
7月9日、札幌の北海道大学クラーク会館で、「オープン ソースカンファレンス2005 in Hokkaido」(通称、OSC2005-Do)が開催された(関連リンク)。このイベントは、オープンソースの最新情報の提供と、コミュニティー間のつながりを強化することを目的としており、16のオープンソースコミュニティーが参加し、約250人が来場した。 OpenOffice.org 2.0のリリースはいつ? メイントラックは、北海道大学で情報科学研究科 教授の山本 強氏の開会宣言でスタートした。 最初には、筆者による「OpenOffice.org2.0の全貌と可能性」というセミナーを行った(関連リンク)。バージョン2.0のリリースを控えているということもあり、注目を集めた(関連リンク)。ここでは、バージョン2.0の最新スナップショットをデモンストレーションすると共に、リリーススケジュールについて「個人的
オープンソース関連の新興企業、SourceLabsが、最新のコラボレーションツールやシンジケーション用のツールを集めたウェブサイトを公開した。ユーザーはこれらのツール類を使って、オープンソースソフトに関する一種のマニュアルをつくることが可能になる。 米国時間6日に公開された「Swik」というこのサイトは、検索エンジン、「Wiki」、RSS(Really Simple Syndication)を使った情報共有ツールを組み合わせたサービスを提供する。 Swikが特に対象としているのはソフトウェア開発者だ。これらの人々は、オープンソース製品のリストや、無数にあるプロジェクトの検索に役立つコミュニケーションハブを求めている。 「ユーザーは、貧弱と言われているオープンソースソフトウェア関連のドキュメント作成に参加し、素晴らしい成果を残すことで、オープンソース革命に参加できることになる」と、Sourc
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