ポルトープランス(CNN) カリブ海ハイチで今月12日に発生したマグニチュード(M)7.0の地震で、同国政府は22日、倒壊した建物のがれきの下敷きなどになっている生存者の捜索、救出作業を中止すると宣言した。国連が明らかにした。 国連によると、外国捜索隊による生存者の救出はこれまで132人。作業中止で、今後は被災者の救援、復興事業に軸足を移すことになる。 国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、ハイチ政府がこれまで確認した地震の犠牲者は11万1481人。国民の3分の1に相当する約300万人が被災したとされる。 生存者の救出では22日、イスラエル軍の捜索隊がポルトープランスで崩壊した3階建ての建物のがれきの下から22歳男性を救出している。地震発生から10日ぶりの「奇跡の生還」となっている。20日には7歳男児と11歳少女が救出されていた。 ただ、地震から日数がたっていることから、生存者の捜索