昨年10月に急死した自民党の中川昭一元財務相(享年56)のカレンダーが、全国から注文が相次いで人気となっている。事務所によると、死去で10年版のカレンダー製作を中止したが、支援者の要望で1300本作ったところ1週間で完売。再印刷でも全国からの注文がすでに600本を超えているという。財務相時代に国際会議での泥酔騒動から昨夏の衆院選で落選。失意のままこの世を去った中川氏だが思わぬ反響の大きさに、事務所は「複雑な思いです」と話している。 カレンダーは2カ月ずつの6枚で議員時代や家族写真、テニスをする様子など遺族が選んだ生前のスナップが収められた。 帯広市の地元事務所によると、カレンダーは1本1000円で例年、地元支援者らに約4000本配布してきた。中川氏が昨年の衆院選で落選した後も、カレンダー製作は予定通り準備が進んでいた。しかし10月4日、中川氏は都内の自宅で亡くなっているのを発見された。循環