医師の診察を受けないで「自分はうつ病だ」と決めつけてしまう人が増えているようです。 この傾向は特に若者の間で顕著であり、SNSやライブ配信などで、そのように主張する人も増えています。 では、「自称うつ病」の人が多いのはなぜでしょうか。 メルボルン大学(The University of Melbourne)心理科学部に所属するジェシー・テス氏ら研究チームは、うつ病や不安障害などの精神疾患を自称する人の増加が、精神疾患の概念の拡張と関連していると報告しました。 世間での精神疾患やメンタルヘルスへの関心の高まりに伴い、どんな症状だったとしても「自分は病気だ」と決めつける不正確な認識が広まったことが原因の1つだというのです。 研究の詳細は、2024年6月14日付の学術誌『SSM – Mental Health』に掲載されました。 Do you have a mental illness? Why