以前父親が干し柿用の柿を買ってきた。干し柿にするには皮を剝いて干す必要がある。父親が「俺が皮をむく」と言ってから数週間たつがやる気配がない。もう熟し始めており、もはや干し柿にできるのか微妙なかんじ。まあこちらとしてもボケ防止のため買ってきた本人に剝いてほしいのだが、彼にとっては皮を剝くのが数週間手が付けれないほどの大仕事らしい。あるいは彼はパンツを着替えない。1ヵ月に一回着替えてくれればいいほう。家中に彼の尿の臭いが漂う。そしてこちらが耐えれなくなり恫喝してようやく着替える。理由は単にめんどくさいからだと思われる。まあ干し柿もパンツも一言でいうと面倒くさいということなのだろう。というか、まあ彼は異常に拘り多いので、正確には“自分で作った多くの拘りに従ってやるのが面倒くさい”ということなのだろう。 しかし一方で彼は酒を買いに出かけるのはどんなに寒くても遠くても自分の足で歩いて買いにいく。最低