モデリングを核としたプロセス改善でソフトウェア設計・開発の現場が抱える品質・コストにかかわる課題を解消 ますます大規模化、複雑化を遂げるソフトウェア開発。その一方で、開発現場に対する品質やコスト、納期にかかわる要求は高度化するばかりだ。そうした課題を解消するアプローチとして、UMLモデリングをコアとする開発アプローチがあらためて脚光を浴びている。 そうした中、去る2017年2月10日、東京国際フォーラムにおいてUMLモデリングツール「Enterprise Architect」の提供元として知られるスパークスシステムズ ジャパン主催による「Enterprise Architect 事例紹介セミナー」が実施された。ここでは、国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)による基調講演を中心に、当日の模様をレポートしたい。 基調講演のもよう 衛星にかかわる事故・不具合の3割強は、ソフトウェア