Tweet 皆さん、こんにちは。科学コミュニケーターの早川です。3月20日は春分の日。未来館へのお客さまの数も今年に入ってからの最高記録を更新しました。そんな大忙しの中、ある来館者から次のような質問をうけました。「春分の日は本当に昼と夜の長さが同じなんですか?」 皆さんなら、どう答えますか。 正確には昼と夜の長さは違います。 原因のひとつは大気を通る光の屈折。地平線の下にある太陽が、地球をつつむ大気のいたずらで地平線の上にあるように見えるのです。詳しくは国立天文台のコチラのページをご覧ください。 しかしこのときはそうした説明はせず、こう答えました。 「その通り。今日は昼と夜の長さが同じ特別な日だよ」 ちなみに質問をしてくれたのは小学校低学年の男の子です。 なぜ上のように答えたのか。 それは10歳にも満たない彼にとっては光の屈折の話よりも、その日が365日中たった2度しかないスペシャルデーで