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ブックマーク / blog.miraikan.jst.go.jp (3)

  • 科学クサさ を捨てること | 科学コミュニケーターブログ

    Tweet 皆さん、こんにちは。科学コミュニケーターの早川です。3月20日は春分の日。未来館へのお客さまの数も今年に入ってからの最高記録を更新しました。そんな大忙しの中、ある来館者から次のような質問をうけました。「春分の日は当に昼と夜の長さが同じなんですか?」 皆さんなら、どう答えますか。 正確には昼と夜の長さは違います。 原因のひとつは大気を通る光の屈折。地平線の下にある太陽が、地球をつつむ大気のいたずらで地平線の上にあるように見えるのです。詳しくは国立天文台のコチラのページをご覧ください。 しかしこのときはそうした説明はせず、こう答えました。 「その通り。今日は昼と夜の長さが同じ特別な日だよ」 ちなみに質問をしてくれたのは小学校低学年の男の子です。 なぜ上のように答えたのか。 それは10歳にも満たない彼にとっては光の屈折の話よりも、その日が365日中たった2度しかないスペシャルデーで

  • 【速報】2011年ノーベル化学賞 | 科学コミュニケーターブログ

    Tweet 今年のノーベル化学賞の発表がありました。イスラエルのダニエル・シェヒトマン博士。受賞理由は「準結晶の発見」です。久々の単独受賞となりました。 準結晶とは、格子にならない結晶のこと。英語では「quasicrystal」 詫摩が勤めていた前職の科学雑誌では1996年の7月号で表紙を飾ったテーマでした。 「準結晶はどこまで解明されたか」、蔡 安邦著、日経サイエンス1996年7月号 冒頭部分を上記の記事から引用いたします。 5回対称性をもつ準結晶の発見は,今世紀後半の固体物理学で最も衝撃的な事件であった。現代の物質観で“あってはならないもの”だったからであ る。150年以上にわたって培われてきた結晶物質の基テーゼは「周期性」であった。つまり,単位となる格子が空間をすき間なく埋め,しかも全体を並行移 動できる様式でしか,結晶物質は存在しえないというものである。ここから,2,3,4,6回

  • 【詳報】2011年ノーベル物理学賞!宇宙は加速膨張している!  | BLOG 未来館のひと

    BLOG 未来館のひと」は、対話で科学を伝えている科学コミュニケーターによる日記です メニュー・カテゴリへ 今年のノーベル物理学賞が発表されました。分野の順番から考えて今年は宇宙物理学だと踏んでいたところ、どんぴしゃ! 受賞者は、サウル・パールミュッター博士、ブリアン・シュミット博士そしてアダム・リース博士です。その功績も 宇宙の膨張が加速している! ことを観測で示したこと。宇宙は膨張しているんですね。そしてその膨張はただの膨張ではありません。膨張の速さがどんどん速くなっていっているわけです! これはとても不思議なことです。 宇宙はとても熱く密度の高い火の玉でスタートしました。「ビッグバン」とよばれています。そこから宇宙は急激に膨張し、現在のような広がりのある宇宙になったのです。 が、宇宙の中にはたくさんの物質があります。重さのある物質は重力で引き合いますので、いずれ膨張は減速され、止ま

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