2013年09月17日01:00 カテゴリ 【書評】人生は、営業だ。 人生は、営業だ。 セールスマンでない人だって、毎日のように、自分自身に、自分の家族に、友達に、社員に、何かを売り込んでいる。毎朝子供に学校で先生の言うことを聞きなさいと売り込む。自分に本を書けと売り込む。学校や会社に入れてくれと売り込む。恋人になってほしいと売り込む。ウェイターは本日のスペシャルを売り込み、医者は薬を売り込む。人間ならば、誰しも何かを売っている―それがセールスだ。 著者がいうとおり、人生は広義の「セールス」そのものだ。人に何かを伝えて、自分の思う通りに動いてもらうという行為を営業と定義するならば。営業という職種に従事する一部の人間のためだけのものではない。営業が上手な人は自分の思うように人を動かせるし、逆もまたしかり。 僕自身、個人向けの営業をやったことはないが、自分自身を売り込み、新会社のビジョンを売り