■会計監査資料は「国家機密」なのか?米SECが4大会計事務所に中国企業向け業務の一時停止を命令■ Bronze Bull / ZeroOne 米証券取引委員会(SEC)が4大会計事務所に対し、米国市場に上場する中国企業の監査業務を6カ月間停止すると発表しました。会計詐欺などの捜査に対して一部資料の提供を拒否したことが原因とのこと。 なぜそんな危ない橋を渡ったのか調べてみると、中国企業の会計監査資料を米当局に渡すと、国家機密漏洩の罪で逮捕されかねないからというのが理由だったそうで。中国と米国、2つの国をまたにかけての商売ということで、両国の法律に従わなければならないわけですが、どちらかの法に従えばもう片方の法に背くという大変苦しい状況になっていたもよう。 新たな形式の摩擦として興味津々ですが、6カ月も監査業務を停止すると大混乱になりそうなので、なんとかいい幕引きをはかってもらいたいものですが