空間そのものが導線になるようです。 アメリカのパデュー大学(Purdue University)で行われた研究により、量子もつれの仕組みを使うことで空間からエネルギーを抽出&テレポートし、さらにそれを別の場所に「保存」することに成功しました。 これまでの研究ではエネルギーをテレポーテーションさせること自体は可能でしたが、テレポートさせたエネルギーはすぐに空間に飛び散ってしまい、保存することは困難でした。 しかし新たな研究では保存用の量子をテレポートシステムと連動させることでその保存を実現しました。 エネルギーのテレポーテーションは私たちの住む宇宙空間そのものを導線とする技術であり、将来的にさまざまな用途に用いられると期待されています。 研究者たちはテレポートしてきたエネルギーを蓄えることで、化学反応などを起こせるようになると述べています。 今回はまず2023年に実現した量子エネルギーテレポ