11月、Googleの2万人以上のフルタイム従業員と契約社員が世界中の50のオフィスでストライキを決行し、セクハラや不正行為の疑いに対する同社の対応に抗議した。カリフォルニア州マウンテンビューにあるGoogleのグローバル本社では、そのうち4000人が、最高経営責任者(CEO)Sundar Pichai氏のオフィスがある建物の隣の中庭に集まった。行進してプラカードを掲げ、「時間切れだ!」「立ち上がれ!反撃せよ!」といったスローガンを連呼した。 Pichai氏はその日、オフィスにいなかった。「Soul searching: Technology's role in society」(自己分析:社会における技術の役割)というカンファレンスセッションに出席するため、ニューヨークを訪れていたからだ。しかし、従業員たちの声は間違いなく同氏に届いていた。Pichai氏は聴衆に向かって、「このような時に