三菱航空機と三菱重工業は12月24日、次世代リージョナルジェット機 MRJ(Mitsubishi RegionalJet)の量産初号機の納入時期に関して、2017年第2四半期から1年程度先延ばしすることを発表した。今回の発表で納入延期は4回目となる。 MRJに関しては11月11日に実施された試験初号機の初飛行、また、11月19日と27日に実施された飛行試験も踏まえた試験を行っており、機体の基本特性が良好であることを確認している。しかし、同社は開発を加速する中でいくつかの課題を認識し、これらの対策のために全体スケジュールのレビューを行い、スケジュールを変更した。 具体的には、これまでにエンジニアリング作業を米国知見者と共同で進めていく中で、より完成度の高い機体にするため、試験項目の追加・見直しを行う。なお、パートナーとも全体レビューを行い、開発スケジュールに反映していく。 今後、開発マイルス