米ニューヨーク付近で小さな地震が多発し、住民の間に不安が広がっている。一部の地質学者は今後も地震の増加が続くと予想し、大地震が起こる可能性もあると警告している。 米地質調査所(USGS)のデータによると、今年は1、2月だけで7回の地震があり、既に昨年1年間の5回を上回っている。最近の地震はいずれもマグニチュード(M)2.0以下だ。 今年起きた地震のうち6回は、ニュージャージー州北部の一角で起きた。週末の2月20日には3回の地震があった。それを受け、地元の緊急対応部門に住民からの照会が殺到した。 ニューヨーク付近で過去に起きた地震の傾向を分析しているラトガース大学のアレクサンダー・ゲーツ氏は、同地域では地震が増加する傾向にあるとして、「遅かれ早かれ、大地震が起こるだろう」と述べた。 5年ごとに更新されるニュージャージー州の危機対応策は地震も対象にしている。ただ、当局者は、同州の地