あの時作った料理 【丸山ひかり、中林加南子】東日本大震災の直後、ガスや電気が止まり、店から食べ物が消える中、知恵と工夫で手元にある食材を煮炊きして、しのいだ人たちがいる。宮城の人たちの当時の経験とレシピをまとめた冊子「私はこうして凌(しの)いだ―食の知恵袋―」が今も売れている。あの時、どんな気持ちで台所に立っていたのか――。レシピの主に聞いた。 発行したのは、仙台市内の市民センター60館の運営を手がける「仙台ひと・まち交流財団」。震災の約3カ月後、女性職員8人が「『食』は命をつなぎ、日常を取り戻すため大事なこと。あの時市民が食べたものや、食にまつわるエピソードを記録に残そう」と、当時作った料理レシピなどの投稿を市民に呼びかけ、冊子にまとめた。 続きを読む関連リンクエフエム仙台のサイト最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員