太陽活動が10〜12年の周期を持つことが発見されてから172年が経つ。しかし、各周期の状態はそれぞれわずかに異なり、これまでこうした変動を完全に説明できるモデルは存在しなかった。 太陽物理学者の多くが、その原因は太陽内部の対流に起因するダイナモであると考えてきた。本モデルは太陽の対流層にある表面側と内部側の2層におけるダイナモ効果に基づいたものだ。今回、英ノーザンブリア大学のヴァレンティナ・ジャルコワ教授らによって、太陽の表面に第二のダイナモが発見され、モデルの精度は97%と大きく向上した。 この2層からは、ほぼ11年周期ではあるが、わずかに周期が異なる2種類の磁波が発せられている。磁波は太陽活動周期の間、北半球と南半球の間を変動している。 2種類の磁波は、2022年にピークを迎える第25太陽周期頃から徐々に互いを相殺するようになる。2030〜2040年にかけての第26太陽周期では、この磁
「tenki.jpラボ」を運営する日本気象協会では、暑さだけではなく湿度の高い状態が続くことによる"過ごしづらい暑さ"を表すための指標として、気温と湿度を用いた「ジメ暑指数」を新たに定義。ジメ暑指数が85以上(気温30度、湿度75%相当)になると、ほとんどの人が暑くてたまらず、ジメジメとした不快さを感じると考えられるという。 まず、過去10年間の主要都市(東京・名古屋・大阪・福岡)についてジメ暑指数を見たところ、例年、気温が高くなると同様にジメ暑指数も急上昇していることがわかった。ジメ暑の日は、東京では8月初旬~中旬、名古屋・大阪・福岡では7月下旬~8月下旬にかけて多発するとのこと。さらに、名古屋では8月中旬に非常に厳しいジメ暑になる傾向があるという。 世界のジメ暑指数と比較すると、アジアでは7月上旬は東京よりもソウルや北京の方が指数が高いのに対し、真夏になると東京が上回る。一方で、同時期
寝るときには何枚の布団をかけていますか? この質問に対し「2枚」と答えた人が最も多く、次いで「3枚」「1枚」という結果に。都道府県別に見ると、最も布団の枚数が多かったのは「岩手県」に住んでいる人だった。ウェザーニューズ調べ。 部屋の温度が一番高いのはどこに住んでいる人だろうか。いつもいる部屋の温度を聞いたところ「北海道」が21.67度で最も高いことが、ウェザーニューズの調査で分かった。次いで「秋田県」(21.38度)、「青森県」(20.96度)、「沖縄県」(20.43度)、「東京都」(20.04度)と続いた。 一方、下位は45位が「長崎県」(17.62度)、46位が「和歌山県」(17.59度)、47位が「佐賀県」(17.37度)という結果に。また全国平均は19.39度で、昨年に比べ0.46度上昇した。 「今年は冷え込みが厳しいため、昨年よりも部屋を暖かくする人が多くなったと考えられる。全国
温暖化で東京の桜はあと100年で見収め?~ウェザーニューズが2110年までの桜開花シミュレーション結果発表 ■その他の写真ニュースはこちら ウェザーニューズは28日、2010年から2110年の3パターンの気象変化シナリオを使った『桜の開花シミュレーション』結果を発表。それによると、3パターンの中で最も気温変化率が高いシナリオの場合、100年後の東京を含む太平洋側の地域では“桜が開花しない”可能性があるという。 同シミュレーションは、同社が展開している「さくらプロジェクト」で一般ユーザーと共に観察した観測データと、世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)により設立された組織「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)」による今後の気温データをもとに、同社独自の地域別気温分布予測、桜開花予測式を用いて計算したもの。同社のデスクトップアプリを使い、一般ユーザー約1万人と共同で算出した初の試
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