記者を生業にしていると、求められる技術がいくつかある。まず始めに挙げられるのは、言うまでもなく文章力。 そして、もう一つ。忘れちゃならないのが、カメラの腕でしょうか。 取材時は、取材対象をバッチリ画像として記録しておかなければならない。被写体は人物の場合もあれば、商品の場合もあり。また、お店取材の場合は建物を撮影することになる。 ……最も厄介なのは、建物を撮影する場合なんです。 当然、道路は天下の往来。道行く人の邪魔にならないよう、タイミングを見計らってパシャリとシャッターを押す必要があるわけで。 ということは、カメラ前に人が横切らないタイミングを伺わなければならないのです。記事と全く関係のない人が写真に写り込んでいたら、色々と問題ですし。しかし、それが結構難しくて。自転車が入り込んだり、車からクラクションを鳴らされたり。 そんで「あっ、スイマセン!」みたいな。 だからこそ、この新しい試み