ナリタを元気にしなきゃ、いかんぜよ-。羽田空港の国際化に対抗して成田空港と周辺地域を盛り上げようと、地元の若手がPR集団「成田空援隊」を結成し30日、成田山新勝寺(千葉県成田市)の門前町で、町の魅力を外国人旅行客にアピールした。 空援隊は、坂本竜馬がつくった貿易商社「海援隊」をもじり、成田市や成田国際空港会社の若手職員、青年会議所のメンバーなど有志10人で結成。ロケ誘致や観光客向けのイベントなどを通して地域活性化を目指す。 30日朝は新勝寺の参道で、地元の和菓子などを詰めた福袋やガイドブックを配る「おもてなし作戦」を展開。隊員らは英語や中国語で、観光客に積極的に声をかけた。 台湾から観光に訪れたという段曼華さん(39)は「町の人に歓迎され、良い思い出になりました」とうれしそうな表情。 隊長の諸岡良和さん(35)は「国際空港と伝統的な門前町の文化を融合させて、羽田にはない魅力を打ち出していき