7月に茨城空港に上海からのチャーター便を就航させた中国のローコストキャリア(LCC)、春秋航空。一部の座席を対象にした「片道4000円」という低価格が話題となり、その名前は日本でも知られるようになった。 同社のホームページ経由で初めて売り出された4000円チケットは、20分もしないうちに完売。圧倒的な低価格で知名度を高め、団体旅行だけでなく日本の個人旅行者にも売り込もうという戦略は今までのところ成功している。 ただ同社の創業者、王正華(ワン・チャンホア)董事長の頭の中には既に“次の一手”があった。それが高齢者に優先的に格安チケットを配分するというものだ。 王董事長はこう話す。「低価格チケットはあっという間に売り切れるので、25~40歳のネットに慣れ親しんでいる層しか買えない。これでは、高齢者に乗ってもらえなくなる」。 具体的には、60歳以上など一定年齢以上の購入希望者に対して、優先的に「4
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