「万年Bクラス」「お荷物球団」の汚名を返上し、昨シーズン見事 31年ぶりの日本一に輝いた千葉ロッテマリーンズ。チーム躍進の土台となったのが、2004年から取り組んできた球団改 革だった。改革の指揮を執るのは、かつてホークスの球団代表として辣腕をふるった瀬戸山隆三代表(52)。同代表に、ロ ッテ再生への取組みを聞いた。 ■現場の環境改善でチーム力を底上げする ――昨シーズンのプロ野球界は、まさにロッテ一色という感じでした。チームは31 年ぶりの日本一に輝き、アジアシリーズの初代チャンピオンにもなった。さらに球団経営でも、瀬戸山代表になって二年で 観客動員数やグッズ売上を急増させ37億円の年間赤字を28億円にまで縮小させた。“プロ野球改革元年”の最大の成功 例といっていいかもしれません。 瀬戸山 いや、まだまだ緒についたばかりでやるべきことは たくさん残っています。 チームが好成績を残せた