孫子とは、中国古代に活躍した兵法家。その兵法書『孫子』は極めて実践的であり、現代でも実際の戦争に留まらず、経営戦略など多くの分野に応用されています。ただ、『孫子』は2500年ほど前に書かれた古典中の古典。それも、古代中国における国と国との戦争を前提としているため、今の日本人にはわかりにくい部分も多々あります。 しかし、書籍『スラムダンク孫子』の著者・遠越段氏は、『スラムダンク』が、『孫子』を学ぶための最高の手引きになると言います。 「夫れ未だ戦わずして廟算して勝つ者は、算を得ること多ければなり。未だ戦わずして廟算して勝たざる者は、算を得ること少なければなり。算多きは勝ち、算少なきは勝たず。而るを況や算なきに於いてをや。吾れ此れを以てこれを観るに、勝負見わる。」(孫子) これは「戦争の前に必ず味方の力と敵の力を比較計算し、勝つ計算が立つまでは戦争をしてはいけない」といった意味。これと遠越氏が
男性の皆さま! ふと自分の胸を見て、何で俺に乳首があるんだろう?と不思議に思ったことありませんか。女性なら赤ちゃんが産まれた時に母乳を飲ませるために必要になりますが、男性の用途ってこれと言って思い当たりません。 なきゃないでもいいけど、別にあったからって困るような存在でもないその乳首。乳児を一人残したまま妻を亡くしてしまった男性が、泣きやまない我が子の口を苦し紛れに自分の乳首に押し当てたところ、やがて、胸が膨らみ始め、乳まで出るようになったという逸話もあるようですが、普通はそんなこと起こりやしません。古来から多くの学者たちの頭を悩ませてきたこの「特に意味がない」男性の乳首はなんであるのでしょうか。 「答えはじつは簡単で、男というのは"複製された女"だからである」とは、『おへそはなぜ一生消えないのか』の著者で生物学者の武村政春さん。「よく知られているように人の原型は『女』であり、男はその変形
失業率5.5%の今、失業していない人は他人との「差別化」をしているか、もしくは自分に「付加価値」をつけている。そうしないと今の時代を生き残れない--と、理学博士の竹内薫氏はいいます。 統計を見ると、日本の場合は特に若年層の失業率が高いことがわかります。例えば、直近の数字でも、大学や大学院卒の就職率が対前年度比で1.9%減っています。それだけではなく、OECD(経済協力開発機構)の調査によれば、15〜24歳の失業率が2007年度で7.7%、2009年9月時点では9.9%に上昇。2007年度の15〜24歳の長期失業率を見ると、10年前の1997年には18%だったのに対して、21%に上昇しています。 つまり、日本では若年層が安定した職業に就いていないということが数字から見て取れます。今、15〜24歳の若年労働者の3人に1人は、派遣やパートタイムで非正規雇用。この現状からわかるのは、日本の若年層の
1月3日、年末年始を海外で過ごした人の帰国がピークを迎えました。旅行会社などによると、不景気ながら昨年に比べて航空機の燃油サーチャージ(特別付加運賃)が下がり、円高も後押ししたことで、海外旅行は少し回復したそうです。 ところで、発展途上国を旅行した際、「ギブミーペン」と言われた経験はありませんか?もしくは、「『ギブミーペン』と言われるから、ペンをたくさん持って行った方がいい」なんて話を聞いたこととか。 そもそも、なぜボールペンを欲しがるのでしょうか。ボールペンじゃなくて洋服でも靴でも食べ物でも、とにかくもっと実用性のあるものを欲しがっても良いのでは? そう疑問を抱いた作家の岡崎大五さんはあることを試したそうです。 ケニアでのサファリ旅行でのこと。観光客を見つけるとマサイ族の子どもたちが「ギブミーペン」と近づいてきました。しかし、そこに住んでいるマサイ族たちは民族衣装は着ているものの、腕時
言語学では、話し手が多くいる言語を「大言語」、逆に少ない言語を「小言語」といいます。日本語はどちらだと思いますか? 実は日本語は、大言語に属します。そして、自分の第一の言葉として日本語を話す人の数は、全言語のうち9番目に多い言葉になります。 第1位:中国語 第2位:スペイン語 第3位:英語 第4位:アラビア語 第5位:ヒンディー語 第6位:ベンガル語 第7位:ポルトガル語 第8位:ロシア語 第9位:日本語 話し手の数で見る限り、日本語は世界の言語において、かなりの上位にあるといえます。ドイツ語やフランス語よりも多いのですから。しかし、そんな実感がないのはなぜでしょうか。 それは、日本語が日本以外では、ほとんど使われていないから。日本語は、日本を出たらほとんど通用しません。英語のように60カ国以上で公用語として用いられ、世界中で通じるのではなく、世界第9位といえども、その話し手は日本人だけな
目に見えない「空気」と「世間」の正体とは、どういうものなのでしょう。 NHKのBSで放送されている『COOL JAPAN』は、来日して間もない一般外国人をゲストに迎え、日本の様々な物事について、COOL(かっこいい)かどうかを話すバラエティー番組。 あるフランス人出演者は、電車にバッグを忘れたにもかかわらず、網棚にそのまま残っていたことにとても驚いたという。ヨーロッパならすぐに盗まれてしまうことから、日本人のマナーの良さに衝撃を受けたそうだ。しかし、その数週間後には、電車の優先座席の前に立っている杖をついたお年寄りに席をゆずらない日本人に腹が立ったという。日本は本当にマナーがいいのか、そのフランス人は戸惑っていました。 この番組の司会をつとめる鴻上尚史氏は、「網棚に残ったバッグも、席を譲らない日本人も同じ理由から生まれているのではないか」と考えました。 たとえば、電車のなかでおばさんの団体
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く