第4章何を学ぶか、何を作るか―問題の探し方と成果の出し方 西尾泰和 2014-07-25
RubyKaigi 2013 レポート Jose Valim、Rubyにおける並行プログラミングのためのいくつかのアイデアを提案。~ RubyKaigi 2013 基調講演 2日目 2013年5月30日~6月1日の3日間、お台場にある東京国際交流館にてRubyKaigi 2013が開催されています。基調講演をそれぞれレポートします。 2日目の基調講演の演者はJose Valimです。司会の角谷さんにより「再起動したRubyKaigiの基調講演に最もふさわしい人物の一人」と紹介をされたJoseは、Rubyにおける並行プログラミングの可能性について話しました。 自己紹介 Joseは、2006年からRubyを書き始めたそうです。それからOSSにも深く関わっており、2010年からRails coreチームにジョインしています。そして、Elixirという言語の作者でもあります。ElixirはErla
第1回外部サイトに貼り付けるJavaScriptの作法―ポリシー、速度、セキュリティ、プライバシー(3) mala 2012-07-04 第1回外部サイトに貼り付けるJavaScriptの作法―ポリシー、速度、セキュリティ、プライバシー(2) mala 2012-07-03
マイクロソフトのテスト環境はどう進化したか?-ソフトウェアテストシンポジウム 2012基調講演レポート 1月25、26日の2日間にわたって、東京、目黒雅叙園にて「ソフトウェアテストシンポジウム 2012 東京」(JaSST '12 Tokyo)が開催中です。 開催の挨拶に立つJaSST12 Tokyo 共同実行委員長の古川善吾氏(香川大学)。主催組織であるASTERの2012年の活動についての紹介がありました。今年は「エンタープライズ向けテスト振興に取り組む」とのことです。 例年のように海外からテスト著名人を招聘して基調講演が行われる同イベントですが、今年はMicrosoftで長年テストチームを率いてきたBj Rollison氏による「How We Test At Microsoft-マイクロソフトでどのようにテストをしているのか?」と題した講演が行われました。 Rollison氏は
UNIXの基本的なコマンドの1つであるdiff。 これに実装されているアルゴリズムは実に興味深い世界が広がっています。 本稿では、筆者が開発した独自ライブラリ「dtl」をもとに「diffのしくみ」を解説します。 はじめに diffは2つのファイルやディレクトリの差分を取るのに使用するプログラムです。 ソフトウェア開発を行っている方であれば、SubversionやGitなどのバージョン管理システムを通して利用していることが多いかと思います。本稿ではそのdiffの動作原理について解説します。 差分の計算の際に重要な3つの要素 差分を計算するというのは次の3つを計算することに帰結します。 編集距離 2つの要素列の違いを数値化したもの LCS(Longest Common Subsequence) 2つの要素列の最長共通部分列 SES(Shortest Edit Script) ある要素列を別の要
Ubuntu Weekly Topics 2012年2月17日号Ubuntu Business Desktop・PreciseのFeature Freezeとデザイン更新・Ubuntu Server Survey 2012・Full Circle Magazine 11.10+Unity特集・UWN#252 Ubuntu Business Desktop Remix Ubuntuの「企業デスクトップ向け」Remixとして、「Ubuntu Business Desktop Remix」が登場しました。これは、FlashやOpenJDK、VMware View(VMware Infrastructure環境向けのクライアント)など、企業内でUbuntuを利用する際に必要なソフトウェアをあらかじめ追加したものです。これにより、企業内でのUbuntuの利用が促進されることが期待されます。 なお、
あけましておめでとうございます。一昨年、昨年に引き続き、今年も昨年のJavaScriptを振り返りつつ、JavaScriptの近い未来についてちょっとだけお話させて頂きます。 それでは早速、昨年の予想を振り返りつつ、最近までのJavaScript界隈の動きを振り返ってみましょう。 2011年のJavaScript界隈でのニュース 昨年の記事で私は2011年はウェブアプリの普及に向けて、JavaScriptの開発環境とテスト環境がキーになると書きました。まずはこの2つの視点から見てみましょう。 JavaScriptの開発環境 2011年のJavaScriptの開発環境に関する大きなニュースといえば、Ruby on Railsの3.1にCoffeeScriptがデフォルトで採用されたという一件があります。Railsは非常に人気の高いウェブアプリケーションフレームワークで、多くのフレームワークに
株式会社ミツエーリンクスの渡邉卓です。昨年の「2011年のWeb標準」と同様、2012年もWebコンテンツのフロントエンド設計および実装に関連した各種標準や、周辺領域の動きに関する短期的な予測を寄稿させていただきます。 2012年のWeb標準については「DOM4の表面化」「より複雑化するCSS関連仕様」「PC向けとモバイル向けWebブラウザのさらなる乖離」「ECMAScriptの洗練、未知数のDart」をキーワードとして取りあげます。 DOM4の表面化 DOM4は、最新かつ策定中のDOM(Document Object Model)仕様です。従来のDOM関連仕様は、いくつもの文書にまたがっているうえ、内容も複雑になっていました。DOM4はそれらを1つの文書としてまとめ、内容を整理することを目的の1つとしています。 DOM4では、それまでのDOM関連仕様とは仕様書の目指すところ(設計思
技術評論社の電子出版サービス「Gihyo Digital Publishing」では,2011年の技術系Advent Calendar(終了後のもの)を,無料で電子出版コンテンツとして制作し,配信サポートをいたします。 ご自身あるいは団体で公開しているAdvent Calendarコンテンツについて,電子出版コンテンツでの発行をご希望される方は,以下宛先までご連絡ください。 応募は締め切りました。 応募期間:2011年11月28日~2011年12月16日 配信予定:2012年1月中旬 Advent Calendarの終了後に,各ブログ,サイトで公開した記事を取りまとめてWeb/EPUB型の電子書籍の形にしまして,当サイトよりダウンロードできるようにいたします。 なお,1次コンテンツの著作権については著作者に帰属するものとします。 補足情報(2011年11月28日16時15分) 今回配信する
Ubuntu Weekly Topics 2011年9月2日号Ubuntu 11.10デスクトッププレビュー・FCM#52・UWN#230・ApacheとFirefoxのセキュリティアップデート Ubuntu 11.10の新機能のまとめ 11.10(Oneiric)の開発は一段落し、大きな変更がない(が、パッケージは黙々と更新される)状態となっています。 9月2日16:30追記: Beta1も無事リリースされました。 UIまわりもほぼ確定し、ここから翻訳や各言語でのテスト・各ソフトウェアのブラッシュアップを経てリリースに向かうことになります。小さなUI変更は加えられるものの、ソフトウェアとしての再設計レベルの変更はあまり考えられないため、「11.10の姿」と言えるものが見えつつあります。 ……ということで、今週はニュースが少ないこともあり、「11.10の現状」をスクリーンショットととも
本日7月16日(土)から18日(月)までの3日間にわたり、練馬文化センターにて日本Ruby会議2011(略称:RubyKaigi2011)が開催されます。本ページでは、1日目の模様を随時レポートしていきます。 スタッフの皆さんは朝から集まり、当日準備が行われました。 スタッフの方は、専用のTシャツ、STAFF腕章をつけていますので、もし会場で困ったことなどがあれば相談してみましょう。 オープニング 実行委員長、高橋征義さんの挨拶 本イベントの実行委員長である高橋征義さんからオープニングの挨拶があり、そのなかで「RubyKaigiは2006年から数えて6回目で、集大成かつ一つの区切りとなる最後にして最高の日本Ruby会議を楽しんでいってほしい」と述べました。 笹田耕一さん「日本Ruby会議2011[+α]プログラムについて」 続いて、プログラム委員長である笹田耕一さんから、これまでのRu
はじめに Web APIを使って様々なサービスと連携するというアーキテクチャはすっかり定着した感があります。みなさんも、Web APIを使ってデータをやりとりするアプリケーションを書く機会も増えているのではないでしょうか。 Web APIを使うアプリケーションの開発では、テストやデバッグをする際のAPIアクセスが悩みどころとなります。本物のサーバを使ったのではテストデータの初期化などに手間がかかりますし、逆にHTTPアクセス自体をスタブやモックを使って間接化してしまうとそれが本当に有効なテストなのか不安が残ってしまいます。 筆者も、仕事やプライベートでのコーディングでこのような悩みに何度も遭遇しました。これらを解決するために開発したのがwwです(wwと書いて'double-web'と読みます)。 ダミーWebサーバ作成ライブラリww(Double Web) wwは、Webサービスの簡単
ここ1、2年で特に、エンジニアの海外志向という話題が増えてきているように思います。実際、ネット系のベンチャー企業がUSにブランチ(子会社)を作るケースも増えてきていますし、US発の企業に就職して日本オフィスではなくUS本社勤務という人も増えているようです。筆者の周辺でもそういう話はよく耳にします。 プロ野球で大リーグに行く選手も増えてきていますが、それだけ日本という国を出て海外に行くということが普通になってきているのかもしれません。筆者も2004-2005年の2年間、ベイエリアで起業してRedSIPという会社を運営していました。 シリコンバレーとベイエリア ここでちょっと余談ですが、日本だとよく「シリコンバレー」という単語を見聞きします。筆者も実際、渡米して起業するまではシリコンバレーといっていましたが、実際に渡米してみるとシリコンバレーという名称はほとんど使っているのを見たり聞いたりする
LinuxCon Japan 2011 Preview [レポート]LinuxCon Japan 2011開幕 Linus Torvalds氏が基調講演「20年間の開発者の労力の先に今がある」 6月1日~3日、パシフィコ横浜にて開催される「LinuxCon Japan 2011」が開幕した。初日最初の基調講演はLinux生みの親Linus Torvalds氏が登壇。「20 Years of Linux」(Linuxの20年)と題し, Greg Kroah-Hartman氏との対談形式でキーノートが進められた。 開会の挨拶に立ったのはLinux Foundation ジャパンディレクタの福安徳晃氏。東日本大震災の影響から、一時はLinuxCon中止も検討されたが、開催を願う励ましの声やスポンサー、関係者の協力を得て開催に至ったことを明かした。そして、電力消費量が逼迫する中、開会中の電力の
本日、アジア太平洋地域及び日本のIPv4アドレスが枯渇しました。具体的には、アジア太平洋地域のRIR(Regional Internet Registry)であるAPNICのIPv4アドレス在庫が枯渇しました。 「APNICにおけるIPv4アドレス在庫枯渇のお知らせおよび枯渇後のJPNICにおけるアドレス管理ポリシーのご案内」 「あれ?この前も枯渇のニュースがあったような……。」という人もいるかも知れませんが、2月に枯渇したのは中央在庫と呼ばれるIANA在庫です。 IANA在庫の枯渇のアナロジーとしては「IPv4アドレス製造工場で製造中止された状態」のようなものです(IANAはIPv4アドレスを作っているわけではないので製造工場というよりも巨大倉庫ですが、そこら辺は愛嬌ということで許してください)。 IANAからのIPv4アドレスブロックは世界5つのRIR(Regional Inter
初日のキーノートの冒頭、Internet Explorer 9のHTML5対応を紹介するデモンストレーションの中で、異彩を放つクリエイティブが紹介されました。面白法人カヤックが提供する「SVG女子(Girl)」です。 「変化のない毎日。繰り返される日々。退屈な毎日を過ごしていた女子高生アイにInternet Explorer 9が現れ、またたくまに世界を変えてしまう!?」こうしたコンセプトで表現されたのが、この「SVG女子」です SVG女子とは? SVG女子とは、その名のとおり、SVGで描かれた女子を表現したクリエイティブです。 Internet Explorer 9がサポートしたSVGやHTML5のGPUアクセラレーションを活用したSVGレンダリングによるアニメーションとなっており、IE9の進化を表現したキャンペーンサイトになっています。 「SVG女子がなぜ生まれたのか?」「SV
先日お伝えしたとおり、多くの紆余曲折があったものの、GNOME 3が正式リリースされた。旧バージョンからのUIの大きな変更にとまどうユーザも少なくないようだが、すでにネット上ではGNOME 3を便利に使うためのtips集などが多く公開されており、Linuxデスクトップ環境のデフォルトとしての地位を固めるのもそれほど遠くない日なのかもしれない。 今さら言うまでもないことだが、GNOMEを含むOSSには世界中の開発者がコントリビュータとして関わっている。その数は膨大すぎて、プロジェクトのトップメンバーや有名ハッカーでもない限り、たとえばバグフィクスやマニュアルの翻訳を担当するコントリビュータが多くの人の記憶に残ることはほとんどない。とりわけ、GNOMEのような巨大プロジェクトの場合はなおさらだ。だが、今回紹介するAdrian Hands氏の場合、彼の最後の仕事の反響が大きすぎて、世界中のGNO
Ubuntu Weekly Topics 2011年4月8日号maps.ubuntu.com・Nattyでのbtrfs・fglrxの特別ドライバ・ShipItの終了 maps.ubuntu.com Ubuntuには、サーバー利用向けのリリースとして「Ubuntu Server」と呼ばれるものが存在します。Ubuntuと言えばデスクトップ、といった形でデスクトップ環境が注目を浴びがちであるものの、Ubuntu Serverもまた、非常に強い特徴を持ったディストリビューションです。大きなメリットとして、byobuやPowerNap・UECといったツールに代表される、「ひと手間をかけずに」環境を作り出せるという点、サポート期間が固定(LTSであれば5年、通常のリリースでは1.5年)である点があげられます。 このUbuntu Serverが「世界のどのあたりで」利用されているか可視化してみよう、
第1回では、仮想マシンとは何か、その生い立ちや機能について簡単に紹介しました。今回から、x86システム仮想マシンがどのように実現されているのかを解説していきたいと思います。 x86システム仮想マシンには、VMwareによる仮想化製品をはじめHyper-V、Linux KVM、Xenなどがあることは、すでにご紹介したとおりです。この連載では、その中でも最近とくに注目を浴びているLinux KVMを中心に、x86仮想マシンの実装を見ていきましょう。今回は、Linux KVMの概要、および構成するソフトウェアについて解説します。 コンピュータを構成する3大要素 仮想マシンを理解するために、まず実際のコンピュータがどのような構成になっているかを知っておくと良いでしょう。コンピュータは、CPU、システムメモリ、I/Oデバイスの3つの要素から構成されています。 図1 コンピュータを構成する3大要素 C
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