デジタルは便利です。 デジタルで漫画を描くようになって「できること」がたくさん増えました。 例えば、一度描いた線が気に入らなければ何度でも修正できますし、「人体のバランスがおかしいな」と思ったら、体の各部分を選択ツールで囲い拡大縮小するなどして調整できます。便利になったことを挙げればキリがありませんが、人類の歴史を省みると、テクノロジーの進化とともに失ったものも多い訳です。 果たして、漫画の絵の場合はどうなのでしょうか?ちょっと検証してみようかと思います。 冒頭のイラストはClip Studioという作画ソフトで描いたものですが、線画の時点ではこんな絵でした。 線画の状態だと、背景の一部が描かれていない中途半端な状態の絵で、どういう状況なのかよくわかりませんね。 しかし、グレーで色付けをしていくとこの原画の意図が分かります。 まずは手前の人物にグレーで色をつけて… 背景にもグレーを塗り、光
「デジタルコンテンツEXPO 2012」に行って来ました(その1) - 強火で進め http://d.hatena.ne.jp/nakamura001/20121029/1351530081 こちらの続き。 他人体験を追体験出来る装置 会場では陸上のボルト選手の体験が出来るようになってました。 以下の様な五感を使った体験が出来るみたいです。 視覚:立体視の映像 聴覚:ヘッドホンの音 触覚:振動 嗅覚:香り 前庭感覚:椅子が上下 スマートフォンの回転を操作に利用 画面に表示されているピザ生地をスマートフォンを回転する事により回転出来ます。この UI は面白いですね。 実際より大きなクッキーを食べる HUD を付けてクッキーを見ると実際のサイズより大きく表示され少ない量で満腹感が得られますというコンセプトの作品。 ちゃんと画像認識処理を行われていて指の位置にも変更がかけられて表示されていました
デジタルコンテンツEXPO http://www.dcexpo.jp/2012/index.html 近距離に投影が可能なプロジェクタ NEC の近距離の投影が可能な単焦点レンズのプロジェクタ。メディアアーティスト的な作品に使えそうなプロジェクタでした。 会場では白いカバンに様々なデザインを投影していました。 解説の文字が宙に浮いている展示装置 四方から観れる展示物用の装置。解説の文字が空に浮いたように見えました。ハーフミラーが斜めに張ってあって解説の文字が上から投影されていました。ハーフミラーが斜めになってる事を生かして四方それぞれに別の解説の音声が流れる仕組みに成っていました。 既存のTVとの互換性を持ったTV向けHD立体視映像配信方式 NHK が開発した Advanced Stereo 3D(AS3D) というTV向け立体視映像配信方式。 13Mbps と 7Mbps の2つの動画を
少し前に、全文万年筆直筆でないと講演の依頼は受けないという発言*1の賛否をめぐり議論が生じたことがあったが、これだけでなく、手書きなどのアナログな手段が電子メールなどのデジタルな手段よりも丁寧であり、大事なお願いをするときなどは、きちんと手書きで対応すべきだという意見は根強い。履歴書なども手書きにすべきだという意見もある*2。 個人的には、郵送された葉書や封書は保管場所にも困るし、用件が済んだ後に廃棄するのも手間なので、メールのほうがありがたいが、このデジタルよりもアナログのほうが丁寧であるというのはどのような根拠なのかを考えてみる。 丁寧ということをもう少し分析すると、それは「思いやり」があったり、「想いを伝える」ものであったり、「おもてなし」の心を伝えるものであったりする。これらはすべて「手間のかかる」ことである。手間=時間であり、面倒くさいことである。時間がかかり、面倒くさいことをし
――ビズメディアの北米におけるデジタル化の進捗状況について教えてほしい。 佐々木健氏(以下、佐々木):漫画分野において我々の主事業は従来、「紙」だった。大きな書店チェーンに行くと漫画コーナーが4棚くらいあり、その中で70%くらいの面をビズメディアで押さえている状況。ただし、米国では書店がかなりのスピードで無くなってきている。昨年、初めて漫画単行本のデジタル版を開始し、現在500冊、年末までには1000冊を発行予定。今後は「紙」の単行本とデジタル単行本の2本立てで展開する。 米国版少年ジャンプはすでに電子版のみで販売 佐々木:米国版少年ジャンプ「SHONEN JUMP」は月刊誌として2003年から紙で販売してきたが、2月にデジタル版を開始。これに伴い、3月号を最後に紙の販売を止めた。同時に月刊から週刊に変更している。日本で作品が出てから2週間遅れで6作品を配信しているが、今後は作品数をもっと
デジタル・デバイドとは、ネットやコンピューターを使いこなせない人たちが、デジタル時代のライフスタイルを満喫出来ないことを指す。少し前までは「それもある程度はしかたがない」と思っていたのだが、原発事故以来少し見方が変わって来た。 ネットに行けば、野田総理が3年前に「消費税5%分に相当する12兆5000億円が天下り法人に流れている。そのしろありたちを退治せずに消費税を上げることなんてありえない」と高らかに宣言していたことがそこら中に書いてあるし、Youtube にも証拠のビデオが上がっている。天下り組織に流れる金を止めずに消費税を引き上げることは、明らかな公約違反であり、マニフェスト破りだということは多くの人たちが指摘している。 しかし、デジタル・デバイドの壁の向こう側でテレビと新聞だけに頼って生きている人たちにはその声はなかなか届かない。 ネットに行けば、今回、原子力安全規制改革担当審議官に
アトムからビットへ こう言ったのはMITメディアラボ創始者のニコラス・ネグロポンテだ。物質であるアトムから情報であるビットへのシフトが始まっていることを彼は繰り返し伝えた。 アトム(物質)とビット(情報)の根本的な違いを説明する <中略> 世界的な貿易は伝統的にずっと、アトムをやりとりすることで成り立ってきた。 <中略> 税関を通るときに申告するのはアトムについてで、ビットは関係ない。デジタル録音した音楽でさえ、流通はプラスチックのCDの形で行われ、パッケージングや輸送、在庫のために相当な費用がかかっている。 この状況がいま、急速にかわろうとしている。これまで音楽は、プラスチックというアトムに録音してから運ばれていた。人の手でのろのろと情報を扱う他の媒体、本や雑誌、新聞、ビデオカセットなども同様である。ところがいまでは、電子的データを光の速度であっという間に、しかも安価に送れるようになった
まだ試していないので、できるかどうかは未確認だけどアイデアだけ。 というか、誰でも思いつくレベルの事だとは思うけど、誰も思いつかなかったらアレなので、一応共有。 視覚障害者ため息…地デジ音声、ラジオで聞けず 何か方法ないのかちょっと調べてみた。 単純に考えると、地デジチューナーとアナログテレビをつなげるI/Fに音声出力があれば、それをラジオのAUX INに繋げてやれば、地デジ放送でもラジオで音声だけ聞くことはできるはず。 というか、画像いらないのだからB-Cas不要のワンセグチューナーの方がいいのか? 地デジとワンセグの放送領域が同じなのかどうか、判らないので両方調べてみる。 まず、よく売られてる安い地デジチューナー。 安いっつっても6000-7000円するんだけれども。 例えばこんな感じの。 Uniden ユニデン 地上デジタルチューナー ブラック DTH11 これによると、ア
日常生活の中に大小様々なコンピューターが存在するユビキタス社会実現のためには、技術的に克服されなければならない壁は多い。 例えば、デバイスの起動時間を極限まで短くすることや記憶データを安定的に保存することだ。このため、高速で立ち上がる半導体や電源を切っても記憶を保持する不揮発性のメモリーが必要とされてきた。「アトムトランジスタ」は、物質・材料研究機構(長谷川剛 主任研究者ら)と大阪大学、東京大学の研究グループが共同で開発した次世代トランジスター。 トランジスターとは、半導体(伝導体にも絶縁体にもなる物質)を組み込んだスイッチのこと。従来のトランジスターは、半導体中の電子を移動させてオン/オフさせていたが、上の図のように「アトムトランジスタ」は、電子ではなく金属原子を絶縁体の金属内部で移動させてオン/オフさせている。この時、移動する原子の数がとても少ないので、動作時の消費電力が従来と比べ
2009年4月にAV機器の映像/音声インタフェース規格として「DiiVA 1.0」の仕様が規格の策定団体である「DiiVA Consortium」により発表された。DiiVAはDigital Interface for Video and Audioの略で、DiiVAのWebサイトでは、そのミッションを「次世代のコンシューマエレクトロニクスとホームネットワーキングのスタンダードを構築する」としている。 同コンソーシアムを主導するプロモータは中国Changhong、中国Haier Electrical Appliances、中国Hisense Electric、中国Konka、中国Nanjing Panda Electronics、中国Skyworth、中国SVA(上海広電電子)、中国TCL、台湾Synerchip、Samsung Electronics、ソニーとほぼ中国の主要AV機器メーカ
「DIGITAL MAGAZINE」で、篠原修司という方が、私のエントリー「ブックスキャン?何考えてんだ!」に対して「ちょっと勘違いしている?」と批判をぶつけてきた。 (以下、引用部は青字。) 『BOOKSCAN』をWinnyなどで行われている違法なファイル交換だと思いこんでいるようなのだ。 いや、いくら何でも「BOOKSCAN」がファイル交換だとは思っていない。 違う、『BOOKSCAN』はそんなサービスじゃない。作品はタダにならない。『BOOKSCAN』は申し込む人が自分で購入した本を業者に送り、それをスキャンして貰うサービスなのだ。スキャンには本を裁断しなければならないため、本は申し込んだ人の手元には戻らない。残るのはpdf化されたデータだけである。 それはわかっている。 場所を食う本を処分できて、いつでも読めるようになる便利さもわかる。 だが、それは「私的複製」の範囲内で本の所有者
あなたが死んだ後、大事な家や車やマンガのコレクションについては、その後の処遇について、法的効力のある書類に書き残すことができます。ですが、GmailやFacebook、mixiなどのアカウントについてはどうでしょう? 以前「自分が死んだ後のメールアドレスやSNSアカウントはどうなるの?」では、生前に何の準備もなく亡くなってしまった場合の、各サービスの対応についてご紹介しました。今回ご紹介する「Entrustet」は、法的効果のある死後のパスワード保管サービスです。 Entrustetでは、無料アカウントを作ると、パスワードで保護されたアカウントをいくつでも、あなたの死後に信頼できる人物に移管することができます。まず、信頼できるDigital Executor(デジタル遺言執行人)を決めます。あなたが死んだら、遺言執行人はパスワードの移管作業をするために、あなたの死亡証明書をEntruste
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