人類が初めて月に降り立ってから40年たった今、米航空宇宙局(NASA)は、地球に最も近いこの天体に再び到達しようとしている。 だがこれは、月のほこりに埋もれた40年前の足跡をたどるというだけではない。今回NASAは、議会などを説得して必要な予算を得ることができれば、月への打ち上げを前哨基地につなげ、ゆくゆくは火星へロケットを発射したいとしている。 この新しい試みは、着想の段階をとうに過ぎている。2隻の宇宙船が最近打ち上げられ、月の地図を作るため、そして月の南極のクレーターにある永久に光が当たらない領域に氷が本当に存在するかどうかを調べるため、探査をすることになっている。氷は、月での生活をはるかに容易にする可能性があり、理論的には新しいロケットの燃料にさえできるかもしれない物質である。 より大きな月着陸船「Altair」の技術責任者であるJohn Connolly氏によると、NASAは、3年
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