日本水泳連盟は10日、都内で開かれた常務理事会で、競泳日本代表選手が北京五輪で着用可能とする水着を、選手が自由に選択できるよう決定を下した。 これで、8日に男子平泳ぎの北島康介選手(日本コカ・コーラ)が二百メートルで2分7秒51の世界記録をマークした際に着るなど、着用選手から世界記録が続出している英国スピード社の新作水着「レーザーレーサー(LZR)」を、日本代表が五輪で着用できるようになった。北島を指導する平井伯昌(のりまさ)コーチによると、北島はLZRで五輪に臨む意向だ。 水連はこれまで、選手が五輪や世界選手権等主要大会で着用できる水着を、サプライヤー(物品提供)契約を結ぶ国内メーカーのミズノ、デサント、アシックスの3社製品に限定していた。しかし、2月のLZR発表以降、世界中で多くの着用選手がベストタイムを短縮するなど、過去の常識を覆す性能の高さを示したため、北京五輪限定で3社以外の水着