住民有志のガイド役として元寇防塁を案内し、福岡市博物館の展示で、その人たちになぜか元寇について説明するハメになった。シロウトのにわか教師風。 そのとき、 「元と高麗の連合軍に攻められたあと、高麗に逆に攻めていく計画も立てるんですけど、船の技術がなくてダメになったんです」 と説明した。 すると参加者から、 「あれ? 遣唐使とか遣隋使とか出してましたよね?」 という疑問が出た。当然である。ぼくもそう思ったもの。 「古代にその技術はあったんですけど、廃れてしまうんです」 と説明したのだが、「テキトーな説明をしてツッコまれたので、テキトーな返事をした」という感じになってしまった。ち、ちがうんだ。 高麗外征を計画していたのはほぼ定説だし、福岡市のガイドにも書いてあるので、そういっていいのだと思うけど、船の技術がなかったからという理由の方は、学者の説でしかないので、まあ、「テキトー」っちゃあ「テキトー
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