イタリア・ローマ(Rome)のフィウミチーノ(Fiumicino)国際空港で、機内に乗り込む前に手を振るローマ法王ベネディクト16世(左、Pope Benedict XVI、2009年3月17日撮影)。(c)AFP/ALBERTO PIZZOLI 【3月17日 AFP】法王就任以降初のアフリカ訪問に出発したローマ法王ベネディクト16世(Pope Benedict XVI)は17日、カメルーンのヤウンデ(Yaounde)に向かう機内で、コンドーム配布はエイズ(AIDS)対策の解決策ではないと語った。 ローマ法王は、エイズについて、「資金のみで克服することはできない悲劇。コンドームの配布によって克服することもできないし、むしろ問題を悪化させる」と述べ、解決策は「宗教的、人間的な目覚め」、そして「苦んでいる者への友情」にあると語った。 サハラ以南のアフリカは、世界で最もエイズに苦しんでいる地域。
