2010年7月のモスクワは記録的な猛暑と大気汚染から何千人もの市民が死亡し、死者数は前年同月の1.5倍に上りました。猛暑や熱波が人々に影響を与える様子はニュースでも数多く報道されていますが、一方で、今後起こる熱波によって人々がどのような影響を受けるのか?という予測は難しいとされています。そんな中、ハワイ大学の物地理学者であるCamilo Mora氏は、世界36カ国で発生した784の熱波を対象とした900の研究から、熱波によって深刻な影響を受ける人々が2100年までにどらくらい増加するのかを分析・予測し、世界地図上で可視化しています。 Global risk of deadly heat : Nature Climate Change : Nature Research https://www.nature.com/nclimate/journal/vaop/ncurrent/full/nc