フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOとプリシラ・チャンは2012年5月、親しい人だけを招き内輪の結婚パーティーを行った。限られた人だけが参加を許された場で、コーヒーを振る舞っていたのは、フィルズコーヒー(Philz Coffee)の経営者親子だった。ザッカーバーグは翌日のブランチでも、彼らのコーヒーを味わった。 「代金は要りませんと言ったらマークは感動していました」と、フィルズの創業者で60歳のファイサル・フィリ・ジェイバー(Faisal “Phil” Jaber)は当時を振り返った。 ジェイバーが2002年、ミッション地区に開いた小さなコーヒー店は、サンフランシスコのコーヒー好きの憩いの場になった。フィルズにはいわゆる、“サードウェーブ”のコーヒー店にありがちな高慢なイメージが無い。今日もフィルズには、ビジネスマンや消防士、配管工たちが列をなし、看板商品のJacob’s Wond
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